Echofon for Androidを待ってました!iPhoneやiPadユーザにはファンも多いTwitterクライアントです。わたしもデザイン、シンプル、軽いし、特に、EchofonはiOS・Mac間のタイムラインの未読位置を同期できる点がお気に入りです。まだアルファ版ですがAndroidアプリがリリースされていましたので使ってみました。レビュー内容のEchofon for Androidバージョンは0.1.9.0.0 alpha4 (1904)です。
アルファ版のインストールと初期設定
アルファ版は正式リリース前の開発初期のため不具合が多く存在している可能性が高いので注意が必要です。正式リリース前のためGoogle Playストアからはインストールできません。Android端末から以下のサイトにアクセスします。
DOWNLOADボタンからダウンロードを開始します。
Google Playストア以外からアプリをインストールする場合はセキュリティ設定を変更する必要があります。設定からセキュリティを呼び出し、提供元不明のアプリにチェックを入れます。インストールが終わったら必ずチェックを外してください。
通知センターから先ほどダウンロードしたファイル(英数字の羅列になっていますのでわかりにくい)を選びインストールを開始します。
このアプリに許可するアクセス権を確認します(許可したくない場合はキャンセルしてインストールを中断してください)。インストールが完了したら、そのままセットアップに移るため開くをタップします。
Sign In to Twitterをタップし(@echofon のフォローはお好みで)、ユーザ名とパスワードで認証して初期設定は完了です。
タイムライン
画面はiOS版とほぼ一緒。検索ボタンが右上に移動して、設定ボタンが右上に。広告は×ボタンで一定時間は消えます。iOS版と違う操作としては、画面を左右スワイプすると、タイムライン→返信(メンション)→メッセージ(DM)→リスト→プロフィールを移動できること。好みが分かれそう。
新規ツイートの画面。気になったのはエンターキーがSendになっていること。日本語だと変換確定にも使うので途中で送信してしまうかも。
Show Conversations(会話を表示)がない?
ツイートメニューは長押しで表示されます。返信(メンション)に対するShow Conversationsがない?ので会話を表示することができません。in reply toは付いているのでそのうち実装されると思います。
Share Tweetとは
上図のShare TweetとはAndroidならではのインテント機能が使えますので他のアプリにツイート内容をEvernoteやはてなブックマーク等へカンタンに連携できます。
ミュート機能
ツイートを選択すると詳細画面に切り替わります(画像が添付されているとツイート内容の下部分にプレビューされます)。右上のメニューボタンからユーザまたはクライアントのミュートを設定できます。(ハッシュタグのミュートは未実装の様子)
ホーム画面に配置できるウィジェット
Androidならではの機能。ホーム画面にEchofonのウィジェットを配置し、アプリを起動せずにタイムラインやメンションを確認することができます。新規ツイート、返信、Retweetなど、このウィジェットからほとんどの操作ができます。このウィジェットは4×2段サイズですが、他のサイズも用意されています。
こちらはNexus7のホーム画面に4×4のウィジェットを配置したところ。一定時間更新するウィジェットはバッテリーに優しくはないのでスマートフォンだとタイムライン表示はためらわれますが、タブレット型であれば画面は大きいし、バッテリーをそれほど心配する必要がありません。
リアルタイム通知が爆速
公式アプリのTwitter for Androidのようなリアルタイム通知機能があります。スクリーンショットのようにステータスバーにイベントを通知し、ロールアップしながら内容を表示します(Twitter公式アプリだと英字しか表示されないのでほとんど役に立たない)。通知センターからタップするとEchofonが起動します。
この通知設定がわかりにくいところにあります(iOS版も同じようにわかりにくい)。SettingsではなくAccountsから設定するアカウントを選択すると、Push NotificationsのON/OFFトグルスイッチとMentions、DM等の通知イベントが現れます。
わたしの場合、TwiProwlからNotify My Androidで通知させているのですが、このEchofon for Androidの通知の方が若干早いです(ほぼ同時ぐらい)。
デスクトップとの同期
個人的にもっともうれしいのがコレ。TwitterをiPhoneやiPad、Mac、Androidで利用するときに面倒なのがタイムラインの同期。Echofonが既に正式リリースしているiOS版とMacならタイムラインの未読ツイートの位置とミュートを同期してくれます。Androidはまだアルファ版ですがこの機能を既に実装しています。設定は上図の通知設定の場所にあるSync with Desktopです。
Mac側も簡単に操作できます。環境設定のアカウントから同期ボタンをクリックするだけです。
同期設定が完了するとアカウントの横にiPhoneのアイコンが表示されます。解除する場合は同期を無効化をクリックするだけです。
この機能の詳細は公式ホームページを参照ください。初めて知ったけどFirefoxも対応しているらしい。
気がついた不具合
画像アップロード関係はまだバグがある様子。画像ファイルを複数貼付けても、アップロードされるのは1枚です。Mac版ですら1枚しかできないので複数貼付けられる方がバグかもしれません。
画像ファイルを含むツイートだと日本語が文字化けします。画像ファイル添付のツイート字の文字コードの指定がおかしいのでしょうか。
完成が待ち遠しいアプリ
一部不具合はありますが、iOS/Mac版を同等の機能を提供しつつ、Androidならではのウィジェットやツイートのシェア機能を追加しており、リリース版では既存ユーザの期待を裏切らない内容になると思われます。
また、Android系Twitterクライアントの泣き所である通知機能やデスクトップ同期機能を実装しており、Android界隈の勢力図が塗り変わるかもしれません。正式リリースがとても楽しみです。
iOS版アプリ
Echofon Pro for Twitter 6.0.5(¥450)
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, ユーティリティ
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