Raspberry PiをTwitterやメール新着の通知サーバーにと導入して以降、快適に動いているわけですが、もっと他の用途としても使ってみたいということでUSB温度・湿度計モジュールを購入しました。@hitoriblog さんが紹介されていたエントリを参考にさせていただきました。
キットの購入
千石電商(秋葉原)3号館のStrawberry Linuxのコーナーにあったので購入。3,980円で市販の温度・湿度計を購入した方が安いな・・・説明によれば「このセンサを使った市販の温湿度計は少なくとも2万円以上します。それ以下の温湿度計は高分子抵抗型などが多く、測定範囲も狭く、精度も劣ります」とのことですが。
キットの組み立て
購入時にちょっとためらったのは「組み立てキット」ということ。プリント基板に自分でハンダ付けしなければならない様子。通販サイトでは完成版も販売しているみたいでしたが「もう後には引けぬ」「なんとかなるさ」ということで。
Kindleのシリアル接続用ドングルを作る時に購入した半田コテやプリント基板用ハンダなんかを引っ張り出し作業開始。いきなり最初の難関のセンサの取り付け。
説明書によると「センサは精度が良いものですが、ハンダ付けが悪いと正しく測定できなくなります」の注記が。センサ取り付け用に「極細糸ハンダ」が付属しているほど小さい。
抵抗、コンデンサー、CPU、LEDなどのハンダ付けを完了しほぼ作業が終わったところ。この時点では気付かなかったけど、完成後にRaspberry Piに接続してもLEDが反応しないのでよく見るとLEDにはアノード・カソードという極性があるようで2個のうち1個を逆に取り付けてしまった様子(ありがたいことに予備LEDが1個付属)。
専用ケースの装着
センサーがむき出しのままだとホコリが入ってただしく計測できない可能性が高いので、千石電商の同じ売り場にあった専用ケースを購入。
1,575円(税込)。本体と合計で約5,500円となり、Raspberry Piより買い物に。基板をプラスチックのビスで固定してケースを閉じます。すべて手回し可能。
Raspberry Piに接続とusbrsコンパイル
ここからは @hitoriblog さんのエントリのとおりです。Raspberry PiにUSB接続します。Mac側からターミナルでSSHログインし、dmesgでUSBRHを認識されているかを確認します。
usbrhコマンドを実行してみます。ハンダ付けしたばかりだと、温度が高く、湿度が低く出ますが落ち着けば正しい数値を返すようになりました。
で、何に使うのよ?
取説によると「ターゲット」は以下の方々のようです。
- 大学・研究室での実験・研究に
- 簡単に計測システムを構築したいエンジニアの方
- ホームオートメーションの構築に
- ソフトウェア会社のアプリケーション事例として
- 空著設備関係の方へ
- 農業関係の方へ
- レポートの作成に
自分はどれも当てはまりませんが。とりあえずcron登録して1時間毎に自宅の温度と湿度のログをとってスマートフォンに通知させた結果、冬場は想像を超えて乾燥していることがわかりました。で?っていう。