低価格モデル Kindle が発売に 開封から分解、隠しコマンド、スクリーンショットの撮り方やシリアル接続まで

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いよいよ始まりました。もはやこの季節の風物詩といって良いでしょう。秋のKindle祭の開幕です。まずは低価格モデルの『Kindle』が発売。

既存ユーザというよりも、e-inkに興味はあるけどKindleを購入はちょっと、と見送っていた方に是非おすすめしたいモデル。低価格とはいえスペックは日本市場における上位モデルであるKindle Paperwhiteにも負けません。

到着から開封

発売初日。朝一にクロネコ便が届きました。こんなダンボールに入ってくるなんていつもと違う。

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開けます。パッケージが直方体とは例年にない感じ?内側がブルーというのも新鮮な気がしますね。同梱物は相変わらずシンプル。アダプターは入っていません。

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プラスチックのバックパネルは安っぽさを助長していますが、本当に安いから仕方ないですね。

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スクリーンショットの撮り方

これまで同様にスクリーンの対角線(たとえば左下と右上)を同時にタップします。一瞬画面が白黒反転します。USBドライブモードにするとPNGで保存されています。

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隠しコマンド

Kindle 2014にも存在します。ホーム画面の検索画面で「;411」または「;711」を入力して検索します。

411ページはデバイス情報が表示されます。

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711ページはWIFIネットワーク情報が表示されます。

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分解(メーカー保証対象外になります)

フロントカバーはノリで接着されているのでベリベリと剥がします。

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バックパネルがトルクスネジ(T5)で固定されているので外します。

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バックカバーと本体はツメでがっちり固定されているので、外す時は思い切ってバキバキと音を鳴らしながら外します。

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左からmicro-USBポート、バッテリーインジケーターLED、電源ボタン。マザーボードにはSIMスロットがありません。

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リチウムイオン電池とe-inkディスプレーのフレキケーブルやステンレスのケースハンダ付けされてますが、中身はCPUやメモリ、フラッシュストレージが格納されています。

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マザーボードを外します。

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タッチパネルのセンシングを司る赤外線LEDが見えてきました。

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センサーの固定を兼ねるガイドパネルから外しました。送信センサーと受信センサーの間に指(障害物)が入ったことを検知して座標からコマンドを実行しているようです。

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分解完了後。組み立て直してキレイに戻りました。Kindle Paperwhiteと違ってフロントカバーが少し浮いているのでヘラを入れて剥がすことが出来ました。

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当エントリだけでは紹介しきれませんのでFlickrサービスに写真をいくつかアップしています。

分解の詳しい情報と赤外線LEDの動作状況はiFixitでも紹介されています。

シリアル接続からのrootアクセス

分解するとシリアルポートにアクセス可能です。そこからroot権限でログインできます。詳しくはこちらに投稿しました。興味のある方はどうぞ。

また、@ichinomoto さんの以下のエントリを参考にどうぞ。恒例のアレを見ることが出来ます。

Kindle 2014の性能

解像度が低いことやフロントライトがなく安っぽさは否定できませんが、コントラストやパフォーマンスは現時点の日本市場の上位モデルにあたるKindle Paperwhiteにも負けません。

とは言うものの、既存Kindleユーザが買い替える程ではありません。あくまでこれから電子書籍を安価に楽しむユーザ向けのエントリモデルです。

米国ではKindle4の後継という位置づけのようですが、個人的には初めてKindleでマルチタッチ・インターフェースを実装したKindle Touchからパフォーマンスを改善した廉価モデルと言えなくもないとも感じます。

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Kindle 2014版の詳しいレビューはこちらの記事が参考になります。

これからKindleを購入しようとされる方がこのブログにたどり着くことはないような気がしますが・・・次回3,000円割引のキャンペーンが適用される場合にはいろんな意味で買いだと思います。