Yahooなどのポータルサイトによく見かける「RSS」のマーク。これを使うと、大げさではなく、あなたの情報収集のあり方を一変させます。間違いありません。断言できます。これは、RSSフィードリーダーって何だろう、興味あるけどまだ始めてなかった、のような方々に読んでいただきたいエントリです。
企業サイトや官公庁サイトなどの新着情報の脇にさりげなく設置されています。
ブログにもこんなアイコンを見かけませんか?
あなたの情報収集がどのように変わるのか
あなたは、メディアから配信されるニュース、お気に入りのブロガーの記事、企業の新製品に関する情報等々をどのような手段で得ていますか?
ブラウザのブックマークに登録して定期的に巡回したり、メルマガ購読、新聞社などの有料会員になるなどいろいろな手段がありますが、こんな不満を持ったことはありませんか?
- いつ巡回したか忘れた(新着情報を逃してしまう)
- 以前も同じ記事を読んだ気がする(未読管理ができない)
- メルマガは広告がうざい(広告が多い)
- もっとたくさんの記事を効率良く読みたい
などなど。
これぞ情報革命たる所以
フィードやRSS、リーダーはこれらを一気に解決します。多種多様、いろいろ例外もありますが主な機能は次のとおりです。
- 登録したサイトを自動で定期巡回して新着情報を取得します
- サイト毎に記事が一覧化され、既読と未読の管理が可能です
- サイトにアクセスせずに記事を読むことが出来ます
- 「お気に入り」に登録したり、Twitter、Facebookへのシェアが簡単です
- Evernoteなどのクラウドサービス、はてなブックマークなどへの登録が容易です
- インターネット環境がないオフライン状態でも読むことができます
このように自分が欲しい情報を統合して効率良く情報収集するとともに、SNSにシェアしたり、クラウドに格納するなど後続処理へシームレスに連携することで活用の幅が広がります。
「フィード(Feed)」「RSS」とは
「フィード(Feed)」はウェブサイトの記事を「配信」するために加工したデータのことで、ウェブサイト側で用意しています。
「RSS」とは配信用データのフォーマットのひとつです。他にAtomやRSSにもいくつかのバージョンが存在します。
たとえば、拙ブログだとPCブラウザでアクセスしたデータとRSSデータで閲覧した場合には以下のような違いがあります。
拙ブログの構成がもともとシンプルなせいで違いが分かりにくいのですが、記事本文だけをRSSデータとして配信しているので、広告やヘッダー、サイドバー、フッターなどの余計なメニューは表示されず、またプレーンテキストと画像なので非常に軽いデータになります。RSSフォーマットのフィードを「RSSフィード」などと呼ぶこともあります。
「リーダー」とは
各サイトのRSSフィードを集めたり、カテゴリ別にフォルダ管理したり、既読・未読管理、SNSなどにシェアする統合管理ツールのことを「リーダー(Reader)」といいます。「リーダー」自体が一般用語なので、ハッキリ言い表す場合は「フィードリーダー」「RSSフィードリーダー」のように称呼する場合もあります。
ここで「ツール」言ったのは訳があります。「フィードリーダー」はアプリケーションだけを指すわけではなく、7月1日に終了してしまったGoogleリーダーのようなオンラインサービスも存在するからです。
そして次回へ続く
今回は「RSSフィードってなんか便利そう」「そういう意味だったのね」と感じてもらえれば嬉しいです。
一気に書き過ぎると消化不良になるし、自分も大変なので、何部構成かに分けます(計画性ゼロ・・・)。次回は「リーダーサービス」のことや実際の利用方法など紹介できればと思っています。では、また。