地震発生の速報を通知するiPhoneアプリの「ゆれくるコール for iPhone」は予測地点と通知震度を登録すると揺れの到達時間と震度をプッシュ通知してくれる便利なアプリです。この「ゆれくる」をもっと早く通知させる方法があります。Twitterの @yurekuru アカウントのツイートを利用する方法です。これを可能にするのが @hitoriblog さん作のTFMYurekuruPatcherです。
Mac OS Xでも地震速報「ゆれくるコール」の通知を受けたいと思ったからTFMYurekuruPatcher | ひとりぶろぐ
Twitter for MacからTFMYurekuruPatcherでGrowlで通知すると、ゆれくるのツイートを次のようにポップアップして知らせてくれます。
このGrowl通知をProwlというiPhoneアプリ(350円)を使ってiPhoneにプッシュします。設定方法は「Prowlを使ってMac上のGrowlをiPhoneへ通知♪ – Prowl 1.0 – 普通のサラリーマンのiPhone日記」を参考にしてみてください。Mac上のGrowl通知をiPhoneで受け取ることができますので非常に便利なアプリです。受け取ったGrowl通知もプッシュ通知で表示されるだけではなく、簡易ビューアーで確認できますし、指定したアプリにリダイレクトすることも可能でとても便利です。
実際に使ってみた感想ですが、ゆれくるコール for iPhoneよりも正確で早いです。ただし、ゆれくるアプリと異なり、到達予想時間や予測地点の震度を予測する機能はありません。また、ゆれくるアプリが到達時間と予想震度をプッシュ通知で表示してくれるのに対して、Prowl経由だと震源地は確認できますが、マグニチュードや震度は字数の関係で表示されないのでアプリを開く必要があります。
あとは地震が発生すると第一報から確定報まで5ツイート程度あり、震度に関係なくツイートされますので余震が頻繁にあると自分のタイムラインが埋まってしまいます。
TFMYurekuruPatcherは設定震度以上のツイートに絞ってGrowl通知を出しますが @yurekuru をフォローしている以上はツイートは自分のタイムラインに全て表示されますので専用のアカウントを作っておくと自分のタイムラインをゆれくるツイートで埋めずにすみます。
この方法は、Twitterを利用しますので、Twitterのサーバーがダウンしている間は利用できません。早くて正確な一方、欠点もあるので、完全に「ゆれくるコール for iPhone」を代替するものではありませんが、いざというときのためにこうした緊急通知を複数チャネル持っておくに越したことないと思います。
参考までにTFMYurekuruPatcherやProwlを使わずにBoxcarを使った方法もありますので紹介します。Boxcarはタイムラインのツイートをプッシュ通知することができますので、@yurekuru フォローの専用アカウントを作っておき、タイムラインのツイート(地震速報)をプッシュさせます。ただし、きまぐれまBoxcarですから地震速報を通知させるにはあまり向いていないように思います。また、表示可能な字数もProwlよりも少ないようです。