TwiProwlをレンタルサーバーに導入する備忘録

TwiProwlをさくらインターネットのレンタルサーバーに導入した備忘録です。TwiProwlを自宅Macに導入した結果、この破壊力は凄まじく、今ではTwitterには欠かせないツールの位置づけになってしまいました。そこで、自宅Macを四六時中稼動させておくのもなんだと思い、ブログの引越し先であるさくらレンタルサーバーに導入してみました。

Prowl on iPhone4TwiProwlのプッシュ通知をiPhoneのProwlで受け取った画面

TwiProwlはRuby環境で動作しますが、デフォルト環境ではバージョンやパーミッションの関係で必要なライブラリが入らないので自分で環境構築します。

Rubyのソースをダウンロード

サーバーにSSH接続でシェルログインし、RubyとRubygemsをダウンロードします。最新版は以下のサイトで確認できます。Rubyはバージョン1.9.2-p180が安定版のようです。Rubygemsの最新版は1.8.5でした。

http://www.ruby-lang.org/ja/downloads/
http://rubyforge.org/frs/?group_id=126&release_id=42796

RubyとRubygemsのインストール

PATHの設定

viでホームディレクトリにある.cshrcを編集し、インストールしたruby、gemを優先させるためpathを修正します。

編集前

編集後

次に、同じ.cshrcのsetenvに以下を追記します。

環境の変更を適用とライブラリの追加

インストールしたRubyとRubygemsの環境を変更を適用し、ライブラリを追加する。

TwiProwlのソースを準備

gitコマンドがないので母艦側でtakuo/TwiProwl – https://github.com/takuo/TwiProwlからダウンロードしてCyberduck等でサーバー側に転送します。

TwiProwlの設定ファイルconfig.ymlを編集

viでconfig.ymlを編集します。

  • Prowl APIを取得しておきコピーします。
  • Daemonモードでは起動できないためfalseにします。
  • Userを自分のTwitterアカウントにします。
twiprowlの準備

環境構築したRubyがただしく選択されるように、twiprowlの1行目をインストールしたrubyの絶対パスにしておきます。あとはchmodで実行出来るように変更します。

初回起動と実行環境

twiprowlを初めて起動するとTwitterアカウントの認証のためパスワードを入力が促されます。スタンダードプランは他のユーザと共有していますのでデーモンモードでは実行できません。cron設定は可能ですが同様に制約を受けますので、常識的な単位時間を設定する必要があります。

謝辞

@hitoriblog さんの Togetter – 「情強ツール”TwiProwl”導入手順のまとめ」 で解説していただきました。また、@takamii さんにはさくらインターネットのサーバー環境の件で御指南いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。