HTC Desire Sの起動まわりで気付いたこと

HTCが公式にブートローダーのアンロックを認めましたが、その範囲や方法については明らかになっていません。そのためDesire Sのroot取得を思いとどまっています(S-OFF可否の情報が未確認ということも要因ですが)。

‎”There has been overwhelmingly customer feedback that people want access to open bootloaders on HTC phones. I want you to know that we’ve listened. Today, I’m confirming we will no longer be locking the bootloaders on our devices. Thanks for your passion, support and patience,” Peter Chou, CEO of HTC
http://www.facebook.com/HTC/posts/10150307320018084

ブートローダーのメニューはいつものようにボリュームボタンの下側を押しながら、右上のパワーボタンです。ただし、シャットダウンの前に”Fast boot(高速ブート)”はオフにしておく必要があります。当然ですがS-ONの状態。HBOOTのバージョンは”0.98.0000″、RADIOは38.03.02.14_Mです。

HTC Desire S bootloader

Desire Sを購入して初めて知ったのですが、HTCのSense UIの機能なのでしょうか、高速に起動する”Fast boot(高速ブート)”という機能がありました。設定→省電力(Settings→Power)のメニューに項目があり、ここをチェックすると電源オフの状態から高速に起動させることができます。

desires-fast-boot

高速ブートがオフの状態で起動すると約60秒(実測)かかりますが、高速ブートをオンにすると約20秒(実測)で起動することができました。仕組みは理解できていませんが、おそらく終了時の状態をRAMに残しているだけだと思います。(高速ブートOnの状態で電源を落とし、バッテリーを一度外してから電源オンしたところ通常起動となりました)。

高速ブートはHTC Desire HDにも実装されていたようですが、聞いたことはありませんでした。Googleで検索しても詳しい説明が出てこないのであまり使われていない機能なのかも知れません。