わかりやすくなったApp Storeアプリ・開発者のリンクURLと作成支援スクリプト

App StoreとMac App Store用アプリのリンクURLが分かりやすく表記できるようになりました。例えば、Apple Storeアプリの場合、

(従来)
アプリ名 https://itunes.apple.com/jp/app/apple-store/id375380948?mt=8
開発者名 https://itunes.apple.com/jp/artist/apple/id284417353?mt=12

(追加された表記方法)
アプリ名 http://appstore.com/applestore
開発者名 http://appstore.com/apple

のようなアプリ名称や開発者名が識別しやすい表記も可能になっています。

詳細はApple社が公開しています。

Technical Q&A QA1633: Technical Q&A QA1633
https://developer.apple.com/library/ios/qa/qa1633/_index.html

以下のようにスペースや半角記号は削除、小文字にするなどのルールが定められています。

  • Remove all whitespace
  • Convert all characters to lower-case
  • Remove all copyright (©), trademark (™) and registered mark (®) symbols
  • Replace ampersands (“&”) with “and”
  • Remove most punctuation (!¡”#$%'()*+,\-./:;<=>¿?@[\]^_`{|}~)
  • Replace accented and other “decorated” characters (ü, å, etc.) with their elemental character (u, a, etc.)
  • Leave all other characters as-is.

これをすべて手作業で行うのは実際やってみると手間がかかりますので、iTunes Search APIからアプリ名と開発者名を取得し、これらのルールを機械的に適用してappstore.com形式のリンクURLを作成する支援スクリプトを作ってみました。

MyScriptsとスクリプトの登録

有料版をインストールされている方は無料版をインストールしないようにしてください。

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MyScripts用スクリプト『AppDevLink』はこちらから登録できます。

AppDevLinkの使い方

App Storeからアプリ詳細画面を開き、リンクをコピーをタップします。

Copy App Link

MyScriptsからAppDevLinkを実行します。クリップボードにコピーされたアプリURLからアプリIDを抽出して、iTunes Search APIを叩き、アプリ名称や開発者名を取り出します。

AppDevLink

さらに、取り出したアプリ名称や開発者名から不要な文字などを削除して、appstore.com形式にして表示します。

MyScripts

これをコピーして、SNSに連携したり、ブログやプロモーションサイトなどに貼り付けてもいいと思います。例えば、開発者名をタップするとApp Storeアプリが起動し、Apple社のアプリ一覧が表示されます。

Dev List

Twitterでツイートに貼り付けるとこんな感じになります。itunes.apple.com形式よりも非常に分かりやすいですし、プロモーション用として効果的ではないかと思います。

Mac App Storeの場合

Macアプリの場合は、appstore.com/mac/(アプリ名または開発者名)のようにします。

著作権情報からもリンクを作成可能か?[2013年2月4日追記]

上記の開発者向けサイトでは明記されていませんが、いつもお世話になっているMyScriptsの開発者 @unitkay さんとのやり取りで appstore.com/unitkay のように著作権情報(© 2012 Unit Kay)からも作成できる可能性があることがわかりました。

アプリ名称や開発者名にコピーライトマークがつくケースはあまり記憶になかったので、なるほどこれで上記ルールに「コピーライトやトレードマークの削除」が明記されている理由が理解できます。西暦は削除しないと認識してくれませんでした。とはいえ、リンクURLの選択肢がさらに広がります。

Copyright in App Store

ただし、残念ながら上記で紹介した AppDevLinkスクリプトでは元になっているiTunes Search APIが著作権情報を提供していないので取得することができません。

注意点

TwitterやEvernoteのように類似名称が多く存在すると完全に固有アプリや開発者を特定はできず、単にApp Storeの検索結果が表示される場合があります。またApp Storeが起動しても「見つかりません」となることもありますので、SNS連携、プログ貼り付け等の前には必ず確認してみてください。

開発者の方は(SEO的にappstore.com形式に限ったことではありませんが)アプリの名称はできるだけユニーク(固有)になるようにした方がよさそうです。また、思ったように表示されないような場合は、開発者の方であればバグレポートを送ることができるそうです。

Posted from するぷろ for iPhone.