3月28日からKindle Fire HD8.9向けにシステムバージョン8.3.0が配信されています。更新のポイントは2点。ひとつは中国語(簡体字)対応、そして読書時の進捗表示に「本を読み終えるまで」が追加されました。root化についてはバージョン8.2.0と同じ手法が有効でした。
中国語(簡体字)がサポート開始
言語とキーボードに中国語(簡体字)が追加されました。「その他>言語とキーボード」から設定できます。
読書時の「本を読み終えるまで」の予測時間を表示
「章を読み終えるまで」の予測時間に加えて「本を読み終えるまで」の予測時間が表示されるようになりました。ページ左下に表示される部分をタップすると、位置No、進捗から予測される章を読み終える時間、本を読み終える時間を切り替えて表示されます。
root化手法はバージョン8.3でも有効
OTA配信によりアップデート後はroot権限が喪失していました。Playストアからインストールしたアプリは動作しましが、Playストア自体はGoogleログイン等の認証関係ファイルがすべて消えていたので動作しませんでした。
root化は改造行為でありAmazonが提供する1年保証が無効になります。また、起動不能や初期化できないなど、いわゆる文鎮化(bricked)する可能性もありますのでお試しになる場合は自己責任でどうぞ。
バージョン8.2と同じroot化手法が有効でした。
同じツールで、同じ手順でroot化もPlayストアのインストールも出来ました。以下はVending.apkを実行し既存アカウントでログインするところ。
US版 Kindle Fire HD8.9との違いはあるのか
日本版(システムバージョンは8.2.0)がリリースされた時点ではUS版のシステムバージョンは8.1.4でしたが、今回のアップデートで同じシステムバージョンとなり、日米とも同じバージョンに統一されたのではないかと思われます。日米ともアップデータのファイル名及びMD5値は同一でした。
ファイル名: update-kindle-8.3.0_3014220.bin
MD5値: a2a7f6207b38cddfaf2e98e9f483025e