iPhone4用に注文していたZAGG社のinisibleSHILEDシリーズ “Full Body Maximum Coverage”が届いた。invisibleSHIELDは日本国内でもact2.com等で購入可能になっています(2010年10月5日時点)。たがこれは取り扱いがない様子。act2.com商品紹介サイトでは写真にMaximum Coverageが混在しているのに、販売しているのはEasy Installタイプで非常に紛らわしい。
act2.com【ZAGGシールド】両面フルカバーより
※ iPhone 4用シールド(Maximum Coverage) につきましては側面のシールドが同梱されております。また本製品につきましては、永久保証対象外となっております。
※act2.comでも購入可能となっていましたので修正しました(2010年10月5日)
ちなみに、act2.comではiPhone4用の”Full Body Eash Install”タイプを6月24日のiPhone4発売に合わせて納品することとしていたが、ZAGG社から期日が迫っても納品されず、また見込みもないことから納品を待って発送するがお詫びとして全額返金することを発表した。トラブル対応としては素晴らしいけど「そこまでする?」という印象を受けた。(invisibleSHIELD iPhone 4用 を予約購入いただきましたお客様へ 納期遅延のお詫びと返金手続きのお願い)
iPhone4発売当初はで、今回はact2.comに欲しいタイプのシールドがなかったので米国の本家サイト www.zagg.com から注文した。6月7日に開催されたWWDCにてiPhone4が発表された直後の6月9日にZAGG社からiPhone4用のシールドのお知らせメールが届き即注文してその日の内にConfirmationメールがあり、6月18日に発送完了メールを受け取り、やっと6月28日に手元に届いた。
invisibleSHIELDはツイッターでフォローさせていただいている方々から教えていただき、初めてiPad用に購入。梨地加工で落としそうな不安があったiPadだったけれど、透明で薄いため外観を損なうことなくしっかりグリップしてくれるのですっかり気に入ってしまった。次期iPhoneでも是非使いたいと思っていた。
6月7日にWWDCで発表されたiPhone4は側面にアンテナを組み込むというデザインであったため、側面を保護するタイプが必要だろうなと感じ”Easy Install”(表面と裏面だけのタイプ)ではなく、”Maximum Coverage”(側面用シールドもあるタイプ)が欲しかった。
iPhone4の受信感度低下の問題もあるようだし、裏面もガラスなので割れやすいと噂もあり、ママで使用しつづけることに抵抗感あるのだけけれど、使うのに躊躇している。理由は2点。
まず、iPhone4の側面は前面と裏面ともに段差があるので、側面のシートは分離独立してボタン等にあわせてカッティングしてあり、これをパズルのように貼り付ける作業は大変そう。次に、iPhone4を持ってみると3G/3GSのラウンドフォルムが消え去ったことで手に馴染む感触がなく、裏面が手のひらに圧着しなくなった。つまりこのシートを貼っても期待するだけのグリップ力が得られない可能性が高いのだ。
なお、表面のスクリーン用のシートも同梱されているが、純正の耐指紋性撥油コーティングの出来がすばらしいので何も貼ることはないと思う。
— Upadated on the Fourth of July, 2010
いよいよiPhone4に貼りつけた。表側は耐指紋性撥油コーティングが気に入ってるので何もせず、裏面用と側面用のシートを貼りつけた。附属の説明書は至ってシンプル。スプレーするので下にタオルをしいて準備完了。
裏面を貼りつけた後、気泡は出したつもりだけど、結構ボコボコに跡が残ってしまい、本当にこれがキレイになるのか不安あったが、1日たったらほんとうにピタッと馴染んだのには驚いた。全工程は20分程度。
裏面シートを貼付けた直後
自分なりのポイントをまとめた。
- 精密機器をスプレーで濡らすなんてできない!という抵抗感を捨てる。
- 作業に入る前に全パーツを型紙から外しておく。小さいパーツもあるのでうっかり吹き飛ばさないよう注意。
- スプレーを吹き付け過ぎない。溶液で濡らした方が位置調整しやすいが、容量の割にパーツが多いので作業完了前に使い切らないようにする。
- 裏面から貼る。剥がした台紙を有効活用。小さいパーツに直接スプレーするのは難しいので、裏面シートの台紙を剥がした側にスプレーを吹きかけ、弾いて玉状になった溶液にパーツを押し当てて濡らしてやる。
- 焦らず、しかし手際よく。乾き始めが早いので何度も貼ったり剥がしたりしない。
- 1日はそっとしておく。焦ってデコボコをムリに押したりしない。
その他の写真はコチラ:flickr – Install invisibleSHIELD for iPhone4
貼り付け作業の様子を動画にまとめてみた。
使用してみた感想
- 美しい外観を損なわずしっかりカバーしてくれる。
- iPhone3G(S)と違いスクエアなデザインなので手のひらに圧着しないことから当初からあまり期待していなかったが、思ってたよりはしっかりとグリップ力がある。側面シートは効果大。落としそうな不安はだいぶ軽減された。
- テーブルなどに置いた時の安定感は抜群。iPhone4は裏面もツルツル仕様なので置く場所や傾きによってはスルスルっと動いてしまっていたが、その不安定さが解消された。
- まだ完全に乾燥していないせいか、指紋、ホコリがつきやすい。
- 置く場所がビニールやプラスチックだと持ち上げるときに「ペリッ」という、ビニール傘を開くときにビニール同士が剥がれるような音がする。
- 純正Dockが使えなくなった。シートの厚みはいくらもないが、それだけ純正Dockの裏部分にあそびがないということ。数回しか使ってないんだが…
たしかにデメリットもあるが、美観を損ねない、グリップ力という自分の要望については概ね満たしており、満足できるレベル。他の保護フィルムやケースと違って取っ付きにくいが、知っちゃうと止められないクセになるシートかも。
— Updated on July 8, 2010 —
純正Dockとの相性について補足。完全に乾燥しきる前に純正Dockに挿したためか、抜いたときに剥がれかかった。数日置いて完全に乾燥した状態でも確認してみたが、もともと隙間がないのでDockの背もたれ部分がiPhone4本体裏にあたりシートに跡がついてしまう。もちろんこのシートの性質上そのような跡がそのまま残ることはないのだが、気持ち悪いので純正Dockは使わないことにした。
— Updated on October 4, 2010 —
InvisibleSHIELDの側面までカバーするMaximum Coverageを使い始めて3ヶ月ほど経過しましたので、使用感などをまとめてみました。
1. 素の状態では、裏面の丸みがなくなったため、InvisibleSHILEDを貼りつけてもホールドが弱い感じですが、Maximum Coverageならではの側面もカバーすることで十分なグリップ力が生まれるように思います。
2. 同じく裏面の丸みがなくなったことで側面のフレームがゴツゴツと手の腹の部分や指にあたるのですが、側面をカバーすることで違和感がなくなります。
3. ただし、純正ケース(Bumper)やサードパーティ製のケースは本体にジャストフィットするように出来ていますので、InvisibleSHIELDを貼付後では微妙にケースに入りません。無理矢理入れると剥がれる可能性があります。
4. ボディ裏面が完全フラットになったため、テーブルに置く際、下の素材によってはシールドが例えばデスクマット等に吸着してしまいますので、持ち上げるときに「ペリッ」と嫌な音がします。剥がれたことはありませんが、置き場所を考えるようにしています。それか前面のディスプレー側を下に向けて置くように注意しています。
5. ボディ本体とInvisibleSHILEDの境目の段差に手垢やホコリがたまりやすくなります。特に側面のステンレスフレーム部分はシルバーのため目立ちます。
ケースを使えなかったり、置き場所に気を使うなどの制約はあるかもしれませんが、わたしのようにケースを使用しない派のユーザには欠かせないアイテムのように思います。汚れは気になりますが、綿棒等で掃除すれば問題ありません。ただ、ホワイトだとブラックでは目立たなかった裏面の境目に溜まってしまうホコリやアカは目立つかもしれませんね。