Verizon版iPad mini 64GB Blackを購入しました。CDMA機でありながらGSM/W-CDMAにも対応しています。もちろんLTEにも対応しています。日本国内であればドコモXi(LTE)も使うことができます。
国内キャリアのプランは期待したほどの割安感がなかったので月額3円運用中のドコモSIM「Xiデータプランフラットにねん(当月通信データ量7GBまで)」を使うことにしました。iPadと異なり持ち運びしやすい大きさと軽さのため、買うならCellular版と考えていました。
アクティベーション
ドコモnano-SIM(正式名称は「nanoUIMカード」)でも可能です。なお、この12月1日から、SIMカードのサイズ変更については年1回まで無料の制度は廃止されて有料化されています。
sp-modeは利用不可
mopera Uの契約が必要になります。指定されたAPNを入力するだけです(IDとパスワードは入力不要)。
3Gデータ通信可能
ドコモnano-SIMを入れて、mopera UのAPNを入力すると3G通信とテザリングができる用になります。
Xi(LTE)対応について
SIMロックフリーのiPhone5 GSM A1429(香港版)と同様にドコモXi(LTE)通信可能でした。既にiOS6.0.1になっているので、iOS6.0.1のファームウェア(Verizon版はGlobalのiPad2,7を選択)をダウロードしてアップデートから上書きします。
ドコモnano-SIMからVerizon nano-SIMに入れ替えて、さらにドコモnano-SIMに戻すとLTEは掴まなくなります。元に戻すにはiOS6.0.1へ再度上書きアップデートする必要があります。うっかり抜き差しないよう注意が必要のようです。
ちなみにdocomo WIFIも利用可能です。構成プロファイルを作ってiPad miniにインストールしておくと自動で接続するようになります。
LTEテザリングが可能
mopera Uでインターネット共有(テザリング)が可能です(SIMロックフリーiPhone5と同様)。なお、mopera UのプロバイダーサービスはPCからMy docomoでの申込みが可能です。
FOMAプラスエリアは対応している?
9月に総務省の技術基準適合証明を受けた端末が公示され、FOMAプラスエリア非対応と思われたSIMロックフリー版iPhone5が実は該当のバンドが認証を受けていたことが分かりました。iPad miniも同様の可能性があるのではと期待しています。
Verizonのあれこれ
CDMAキャリアは、au iPhone4Sは例外としてSIMカードがないと思っていたのですが、nano SIMカードが付属しています。これは、アメリカより でおなじみの @alex_yoshida さんから教えていただきました。
@hondamarlboro ちと遅いレスですが・・・国際標準で、LTE通信方式は必ずSIMが必要。
— AYoshidaさん (@alex_yoshida) 12月 1, 2012
AT&T版のようにキャリアにアカウントを作って、データプランを購入するようです。
初代iPadでAT&TのプリペイドSIMで試しにアクチべーションして日本から国際ローミングで利用し、解除後に再度アクティべーションしたりいろいろと試した経験があったのですが、Verizon版はAT&T版と違っていくつか注意点があるようです。
- International Planがないので国際ローミングがありません。
- 一度アクティベーションしてから解除後に一定期間(5ヶ月)が経過するとSIM自体の有効期限が切れます。
- Verizonは契約回線がないとプリペイドSIMカードを販売してくれません。
- AT&T版プリペイドSIMは認識しません。
詳しくは以下のサイトを参考にしてください。
試しにという軽い気持ちではアクティベーションできないSIMカードですが、以下のサイトでは代行販売してくださっています。興味がある方は是非チェックしておきましょう。
iPad miniを使ってみて
肝心の使用感はまた別の機会にでも。