iPhone6の壁紙と同じアイコン(仮に「透明アイコン」と言っておきます)を配置し、あたかもアイコン(便宜的に「アプリアイコン」と言います)が自由にレイアウトしているかのように見せる方法です。
この記事は以下iPhone5/iPhone5s(iOS7)で紹介した方法をiPhone6に焼き直したものです。
iOS8にはSafariで画像ファイルをアップデードできないバグがありますが、現在、手元のiPhone6(iOS8.0.2)では問題なく動作してることを確認しています。
透明アイコンは存在しない(ネタバレ)
実は脱獄しない限り透明アイコンは作ることはできません。
どういうことかというと、以下で紹介する方法は、壁紙のアイコン配置場所と同じ部分をアイコンと同じ大きさに切り取り、その画像をアイコンとして配置することで、あたかもアイコンが透明であるかのように見せる、という方法なのです。
このトリックによりアプリアイコンが自由に配置されているように見えるのです。
壁紙を用意する
お気に入りの壁紙を用意してフォトライブラリに保存します。iPhone6に標準で用意されている壁紙を使用したい場合はスクリーショットを撮ってフォトライブラリに保存する方法でも準備できます。
透明アイコン作成サイト
壁紙からアイコン配置場所の部分を切り取ってアイコン化してくれるサイトがあります。
英語サイトですが操作は簡単です。心配はいりません。
CUSTOMIZE! を選択します。
CUSTOME Mode を選択します。
ファイルを選択 ボタンをタップ。
フォトライブラリ を選択して、使用する壁紙を選択します。
Upload Photoを実行。iOS8はSafariからのアップロードが出来ないバグがありましたがサイト側で調整してくれた?のでしょうか。このサイトでは2、3日前からアップロード出来るようになっています。
ドックを含めて7段からアイコンを配置したい場所を指定します。
選んだ場所の壁紙がアイコンサイズに切り取られて表示されるので、Safariのメニューボタンを押します。
ホーム画面に追加を選択。
アイコン名称はブランクのままにしておき、右上の追加をタップで終了。
あとは必要なだけ、場所を選択するところから同じ作業を繰り返し、ホーム画面に追加された透明アイコンを指定場所に移動させます。
例えば標準壁紙の最上段を透明化した場合は以下のようになります。
これでアイコンを擬似透明化できたわけですが、表示がずれてしまういくつかの注意事項がありますので説明します。
Reachabilityは向かない
あくまで擬似透明化なので所定の位置からずれてしまうと表示がおかしなことになります。
壁紙の視差効果(Parallax Effect)を「オフ」
同じ理由でアイコンと壁紙の位置関係が微妙にずれる視差効果はオフにしておくことをお勧めします。オンでも壁紙によってはあまり気にならないかもしれません。
画面表示の拡大は「標準」
iPhone6固有の機能である「拡大表示」を適用してしまうと透明アイコンも拡大表示されてしまい、背景壁紙との位置関係がずれてしまいます。
iPhone6 Plusでは?
実機がないので確認できませんが、この作成サイトが対応してるかどうか、また、できたとしてもiPhone6 Plus固有の機能としてホーム画面を横向き(ランドスケープモード)にした場合、アイコンと背景の位置関係がずれてしまうはずです。
アイコンを好きな場所に配置したい
iOSは伝統的にアイコンの位置を左上から順番に並べていくことが強制されており自由に配置できません。
iOS8で様々な機能が追加、または制限が緩和されました。iPhone6、iPhone6 Plusで画面が大型化していますし、アイコン配置の自由化はこれまでにないユーザー体験をもたらしてくれるはずです。iOS9ぐらいでは対応してくれることを期待したいですね。