日本ではau by KDDIからHTL23として発売されているが、グローバル版のフラグシップモデルはHTC One M8(アジアバージョン)となる。AT&Tローミングを使って動作を確認してみた。
パッケージは前年モデルのHTC One M7を踏襲。名前が同じHTC Oneなので紛らわしい。
開封。これも前年モデル同様。
付属品。HTCとしては初めて?純正のシリコンケースが同梱されていた。
純正シリコンケース
以下で紹介する他の純正ケースと比較してこれが一番よい。
ダブルディップ ハードシェル ケース
全モデル同様準備されているけど・・・あまりの安っぽさに唖然。エッジ部分が盛り上がってフラットデザインに必要な画面外、またはその逆のジェスチャーのジャマになる。
本体の高級感溢れるメタルボディが台無し。
ドットビューケース(Dot View Case)
HTC j butterfly HTL23にも採用されたドットビュー。ケースを閉じながらダブルタップで時刻や天気、気温を確認できる。メールやSMSの通知も表示される。音声通話の受話も可能。
固めのシリコン製フリップケース。カバー前面中央右側にマグネットが入っており、開閉による本体アンロック、ロックが自動で行われる。
残念ながら開けるとこんな感じに本体が浮き上がるので、ただでさえ片手で操作しにくい5インチディスプレイである。これはもうどちらの手にしても折りたたんだカバー前面が掌に当たってしまう。
外観の最大の特長はメタルボディ
ウットリしてしまうほどの高級感のあるメタルボディ。背面にはデュオカメラ(UltraPixel画像処理の400万画素)とLEDフラッシュ。中心にはHTCのロゴ。上部には赤外線ポートがあり電化製品のリモコンとしても使用できる。
HTC j butterflyとの比較
画面サイズは同じ、高さはM8モデルの方が1mm程度長い。キャリア版ではないので前面下にHTCのロゴがあしらわれている。このスペースがジャマだという声もあるが、個人的にはこのムダとも思えるスペースのおかげでナビゲーションバーが親指に近いポジションになってくれているので気にならない。
やっぱりメタルボディの方がかっこいい。
上からのショットでは分かり難かったが、エッジからの丸身はM8モデルの方がかなり効いている。そのため手に馴染む。
厚さは1mmも変わらないので違いが分からないが、横から見てもM8モデルの方が丸味を帯びているのが分かる。このエッジのわずかな厚みの部分がM8モデルが持ちやすく、HTL23モデルの角が掌に当たる感覚を生んでいるように思える。
重量はM8が3グラムほど重たいのだが、この持ちやすさでHTL23の方が重く感じてしまう。
まとめ
外観だけ比較すると高級感やかっこよさでM8モデルに軍配があがるものの、HTC j butterfly HTL23は日本に最適化されたモデル。Felica搭載、防水・防塵、auのキャリアアグリゲーションなどグローバル版には到底備えられない機能がある。