毎度懲りずに米Apple Storeから購入しております。カメラシャッター音の自主規制がないのと、キャリアによるSIMカードの制限がない状態で使用できるためです。
パッケージにはiPad Proの文字が印字されています。iPad Air 2の後継ではなく「iPad Pro」を名乗ったことでパーソナルコンピュータを目指すということなのでしょう。
付属品はいつもどおり。USB電源アダプタとLightningケーブル、SIMイジェクトピンやAppleロゴシールが入ったスタートガイドキット。
今回はスペースグレイ。ホワイトや新色のゴールドだったりしたので久しぶり。
出ました、スマートコネクター。今はSmart Keyboardしか接続できませんが今後いろいろと周辺機器が出てくることに期待です。
そして、出っ張りのあるカメラレンズ。テーブルに置いた時に隙間ができてカタカタするようなことはないですが背面を保護するケースが欲しいなとは感じます。12メガピクセルということでiPad Pro 12.9インチを上回る性能です。と言っても、iPadで撮影ってあまりしないんですよね。
次にアンテナ部分のデザイン。iPad Airでは真っ白でダサかったんですが。ボディー色にあわせたデザインに変更されています。もうひとつは、上部の左右に設けられたスピーカーは、下部とあわせて4スピーカーになりました。本体の向きにあわせ横向きだとステレオ効果が高くなりミュージックや映画も外部スピーカーなしでも十分楽しめるレベルになりました。
背面のiPadロゴも変わったようですが、これまで背面ケース付きのカバーを使っていたので全く気が付きませんでした。
大きさ、重さはほとんどiPad Air 2と同じなので特に感想はありません。
進化したディスプレーはすぐに違いがわかりました。低反射で写り込みが少なくなりました。iPad Air 2の時にも驚きましたがさらに反射が少なくなっています。
広色域についてはプロが見ると分かるのでしょうか。見た目、違いは分かりませんでした。
これも初めてこのモデルから追加された環境光にあわせて画面の色温度を調節する「True Tone」は、室内蛍光灯の下で使用していると薄い黄色い感じになります。普段使いの場合の有用性はイマイチわかりません。
次にセルラー環境について。Apple SIMが内蔵されました。SIMトレイは別にありますので擬似的なデュアルSIMという感じです。SIMを入れずWIFIがなくても対応キャリアに繋がる環境であればプリペイドのデータ通信契約が可能です。
auのSIMを入れてみたところ。この状態で内蔵Apple SIMを使ってデータ通信プランを追加することも可能です。「KDDIアカウントを管理」というメニューも出てきました。
さて、ドコモ SIMはどうでしょうか。新規プランを追加のメニューはありますが、ドコモのプロファイルにはauのようなアカウント管理画面は用意されていないようです。
ドコモSIMでも新規プランでauのプリペイドのデータ通信プランを申し込めるようです(ドコモのキャリア版は未確認)。
プロセッサはiPad Pro 12.9と同じA9Xが採用され、メモリは残念ながらiPad Air 2と同じ2GBのまま。3D Touch非対応で、Touch IDはiPhone6s(Plus)で採用された第2世代ではないらしく爆速アンロックがないのも物足りなさを感じます。
Appleの公式ページではiPad Proは「一枚のスーパーコンピュータ。二つのサイズで。」と紹介されています。大きく出たなぁという気がしますがSmart KeyboardとApple Pencilについては次の機会に。