iPhone4からGALAXY S2をメインに使用するようになって1ヶ月弱が経過。不便だなぁと感じるひとつが辞書アプリです。iPhone4には国語辞典に大辞林、英和和英辞典にWISDOMを入れていましたが、Androidマーケットにはそれらしきアプリが見当たりません。内蔵メモリ等のハード上の課題があったのかもしれません。Androidマーケットに広辞苑第六版を見つけましたがさすがに8500円には手が出ません。あとは辞書アプリと言ってもデータ本体ではなく検索機能だけを提供する辞書本体。そこで思い出したのが、広辞苑第五版（EPWING形式）と英辞郎 ver.118（PDIC形式）のCDを持っていたこと。
EPWINGとPDICの両フォーマットに対応して、串刺し検索できるもので探したところ、EBPocketのAndroid版がありました。老舗の辞書アプリだけあって機能は申し分ありません。EBPocket for AndroidにはFree版と有料のProfessional版（600円）がありますが、両フォーマットに対応しているのがPro版なので迷わず購入（15分なら返金できますので）。結果は、期待を裏切らないものでした。
SDカードにEBPocketというフォルダを作り、辞書データをコピーするだけでアプリが辞書データを認識してくれました。
広辞苑第五版の場合
EBPocketフォルダにcatalogsファイル、KOJIENのデータフォルダを置くだけです。データフォルダの中にはサブフォルダDATA、GAIJI、MOVIEがあります。
iPhoneではできなかった串刺し検索が可能になるので、辞書アプリを切り替えることなく調べることが可能です。※iOS対応の串刺し検索が可能な「検索ハブ」というアプリがリリースされたようです。
串刺し検索が可能なので広辞苑と英辞郎の両方を検索できます。Web辞書も選択可能です。背景やフォントサイズ、検索方式も「前方」「後方」「完全」の他にも逐次（インクリメント）、クロス条件、自動、全文検索、図版メニュー等々、豊富に用意されています。
広辞苑第五版に格納されているの画像や音楽データにも対応しています。
気になる検索スピードですが、辞書データは合計で900MB程あります。GALAXY S2、Desire Sでもメモリに常駐しない状態だと読み込みに2秒ほど要しますが、メモリに常駐している状態であればそのまますぐに検索可能です。
また、串刺し検索状態で、逐次検索するとさすがに一文字目入力時に結果表示がワンテンポずれます。2文字目からはスムーズです。辞書データを限定すれば逐次検索でも入力と同時に結果が表示されますが、串刺し検索がこのアプリの魅力でもありますし、一文字目のワンテンポだけですから十分に許容範囲かと思います。
【参考】iPhone/iPadの串刺し検索が可能なアプリ
検索ハブ 3.3
辞書／辞典／その他, 教育
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