ついに日本でも2020年8月22日に発売されたGoogle Pixel Budsを購入しました。接続問題で困っている方の参考になれば幸いです。
接続問題でお困りの方は、装着するときに「ケースから取り出すのはL側から」です。これだけです。
さて、これで今回の記事を終えてもよいくらいですが、久しぶりの投稿ですし、レビューしてみたいと思います。
レビュー(良いところ)
ケースが卵型でコンパクトで軽いです。BoseやSonyと比べると小さいし愛着が湧きそうなフォルム。ポケットに入れても気にならない感じ。
期待していたより音は良いです。特に、最新ファームウェアの550でEQのBass Boostをオンにすると私好みの低音を効かせることができます。あとは、ワイヤレス充電対応なので楽、ということくらいでしょうか。
フィッティングは悪くない。初代より格段に良い。ただ、フィン部分が小さいので、ツッパリ棒としては頼りない。
レビュー(悪いところ)
接続問題は後述します。
今や高価格帯の機種には標準装備されているノイズキャンセリング、外部音取込みの機能がない。周囲の音に合わせて音量を最適化する「アダプティブサウンド」の効果はわかりにくいし、特定の音に反応させて音量を一時的に下げる「アテンションアラート」は試験運用でこれまた効果は未知数。
レビュー(ビミョーなところ)
タッチ操作。本体のタッチエリアで再生・停止、曲送り・戻し、通話・終話、Googleアシスタントができる。秀逸なのはスワイプ操作で音量調整も可能なこと。
ただ、正確な操作って難しく、誤爆しやすかった。特にスワイプ操作は、耳穴にフィットさせた状態のイヤフォンの上を擦る感じになるので、装着位置が結構ずれる。元に戻そうとするときに、タップエリアに触ってしまう。
運動しながら(例えば夜のジョギング)だと、この操作中に耳から外れて紛失のリスクもある。
タップ操作はオフにすることもできます。
接続問題
Bluetooth接続の瞬断(音飛び)が頻繁に発生します。Twitter上でも多くの購入者の報告例があるため「個体差」だけの問題ではない様子。
音楽を聴き始め1分50秒のところでほぼ100%で発生します。5分の曲であれば2〜3回発生します。これはもうイヤフォンという最低限の機能を果たしていない状態。
Pixel Budsの最新ファームウェア550、最新アプリを使用しています。スマホ側はGoogle謹製のPixel 3 XLです。
この問題はiPhone 11 Proに接続しても同様の症状が確認できました。スマホ側というよりPixel Buds本体の問題なのでしょう。
GoogleのTwitter公式日本アカウントでは、不具合報告のユーザに対してPixel Buds本体のリセットを案内していますが、それで解消したという報告はまだ見ていません。
国内ITメディアの発売直前レビュー
驚いたことに、この問題は米国で先行して発売された2020年4月から発生しているということです。日本で発売直後にファームウェアが296から550に更新されましたが、米国ITメディアは新しい機能はあるが、接続問題は残っていることを伝えていました。Google 側も認めていた問題です。
しかし、国内ITメディアでこの問題を報じている記事はまだ目にしていません(執筆時点)。これらのメディアが好評価だったため購入した方も多いのではないでしょうか?
暫定的な解消方法
L側から装着する方法は、瞬断が発生しないこともタマにあったとから偶然発見したものです。根本的な解消かわかりません。
ただ、R側を先に装着すると100%再現するし、L側から装着すると発生しないので、何か原因はその辺にあるのでしょう。
買うべきか?
この記事を読んでいる方は既に購入された方が多いはずですが・・・接続問題が解消するまでは待った方がいいでしょう。