ドコモのdカードGOLDを申し込み、カードが届きました。iPhoneでFelicaを使用する『おサイフケータイジャケット01』にiD登録しようとしたところ、複数回線使用している際の設定時の注意点がありました。
dカード自体は従来からポイント還元内容が魅力であったもののカードを増やしたくないので躊躇していましたが、キャッシュバックの金額にひかれて即申し込みました。
カードは申し込みから1週間程度で簡易書留で届き、バリューポイントクラブのサイトを見ると11,340ポイント(1ポイント1円)が加算されていました。先着100名には間に合ったようです。
dアカウントにdカードを登録する
届いたdカードをdアカウントに結びつけるためには、同封されている説明書を見れば簡単にできますが、(私は複数回線を契約している特殊な例ですが)ハマりポイントがありました。必ず紐付けたい回線の端末で操作します。
Android端末でiPhone回線のdアカウントでログインしていたにもかかわらずiDアプリが起動して内蔵Felicaに紐付されてしまいました。これに気がつかず『おサイフケータイジャケット01』に登録しようとすると本来の画面とは違う画面が出て原因がわからず詰みました。
解決するためにはAndroid回線に紐付いてしまった『ケータイiD利用番号』を変更します。
▼ 暗証番号を入力後に紐付いた現回線が表示されるので、別回線(iPhone)の電話番号に変更します(変更はリアルタイムで反映されます)。
おサイフケータイジャケット01とは?
『おサイフケータイジャケット01』は2014年10月にドコモが発売したFelica内蔵デバイスです。ドコモの電子マネー『iD』やANA、ヨドバシカメラ、QUICPay、Edyなど電子マネーやポイントサービスが対応しています。
▼ iPhoneの専用アプリ『おサイフリンク』とBluetoothで通信。micro USBポートがあり1回のフル充電で約2.5か月持ちます。
▼ iPhone6(s)、iPhone5sには専用ケース(別売)が用意されています。
▼ バッテリー残量はLEDで知らせてくれます。ケースはシリコン製ですが表面はサラサラなので滑りやすいかも。
おサイフケータイジャケット01にiD設定する
専用アプリ『おサイフリンク』をインストールします。
iPhoneの設定アプリ内にあるBluetoothをオンにしておサイフケータイジャケット01(Osaifu01)を接続し、あとはアプリからiD設定すれば終了しますが、これもハマりポイントがありました。
▼ アプリを起動して追加するサービスから『iD』を選択します。
▼ 『iD』対応はドコモのdカードだけではないので対応クレジットカードから選択するように求められますが、ここでは『dカード/dカードmini』をタップします。
▼ 『スタート!』ボタンを選択して次に進みます。
▼ 届いたクレジットカードのカード番号下11桁と申し込み時に設定した暗証番号4桁を入力して『設定』ボタンで登録します。
▼ しばらくすると設定完了の画面が出てきます。
▼ 『iD』設定がおサイフケータイジャケット01に追加されました。
これでようやく電子マネー『iD』を使えるようになりました。恐る恐るコンビニで決済してみましたが問題なく反応してくれました。
ハマりポイントのおさらい
私がおサイフケータイジャケット01への登録時にハマった前提はドコモに複数回線の契約があることです。iD設定時には以下の点について注意が必要になります。
- 登録作業はiPhone(利用SIMを入れた状態)を使う
- spモード回線(WIFIはオフ)で接続して作業する
- おサイフケータイジャケット01の登録時に以下の画面しか出てこない場合は『ケータイiD利用番号』が別回線に紐付いていないか確認する。
おサイフケータイジャケット01を使ってみて
装着するとまず「重い」「厚い」です。比較は下表(すべて実測)のとおりです。iPhone6s Plus並みの重さになりますし、厚さが増すためかさばります。
重さ | 最厚部分 | |
---|---|---|
おサイフジャケット装着時 | 195g | 13.61mm |
Appleレザーケース装着時 | 161g | 9.50mm |
iPhone6s本体のみ | 144g | 7.18mm |
そして、充電が面倒です。専用ケースに収納されているため充電の都度外す必要があります。頻繁に行うものではありませんが、収納したまま充電可能なQi(ワイヤレス給電)対応が必要。
最大の難点はSuicaに非対応なこと。日本におけるApple Payの展開は不透明ですし、仮に開始されても普及速度には限界があります。現行機では交通系電子マネーの仕様に適合しないかもしれませんが、薄型化ならびに小型化とともに進化させ既存インフラを最大限に活用出来るようなデバイスになって欲しいと願っています。
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