3月1日より日本経済新聞朝夕刊の紙面イメージをiPhoneでも読むことができるようになりました。従来の紙面ビュアーアプリ『日本経済新聞 for iPad』がユニバーサルアプリとしてiPhoneでも利用できるようになったということで、テキストベースの『日経電子版』とは別アプリになります。なおAndroid用には4月に提供される予定のようです。
日本経済新聞 紙面ビューアー 1.1.1
カテゴリ: ニュース, ビジネス
販売元: NIKKEI INC. – NIKKEI INC.(サイズ: 5.1 MB)
電子版の有料会員であれば追加費用なしに利用可能(無料会員は利用不可)です。IDとパスワードを入力しますが、わたしは毎回入力は面倒なので「ID、パスワードの保存」をオンにしています。
iPhone5のRetinaディスプレイなら二段記事の見出しくらいはピンチインの拡大なしでも識別できます。記事をダブルタップして選択するとハイライトされ、さらにダブルタップすると記事がさらに拡大されます。
記事をハイライトさせた状態では画面下部にフロートメニューが出現します。今回のバージョンアップで用意された「テキスト」表示を選択するとテキストベースの記事で読むことが出来ます。
同じくフロートメニューのクリップアイコンを選ぶと記事を保存することができます。保全記事はメインメニューからいつでもアクセス可能です。
(使うのかわかりませんが)メールでURLを送ることが出来ます。会員限定記事である場合、送った相手が非会員だと冒頭部分しか閲覧できないことになります。
紙面選択は画面下半分にイメージが表示され左側へスワイプしてスクロールさせる。各面毎に記事タイトルの一覧表示が可能で、選択すると上記スクリーンショットのように選択した記事がイメージ上でハイライトされる。
バックナンバーは過去1週間分から選択可能。地域経済面では首都圏はもちろん、北海道から沖縄九州経済まで全国の地域経済に関する記事を閲覧できます。
デジタル版の良いところの一つはテキストで検索できること。検索結果を選択すると選択した記事がイメージ上でハイライトされます。
このビュアーアプリもテキストベースの日経電子版アプリも起動時に記事データの読み込みが開始されます。ロードされた記事から閲覧できるようになりますが、紙面イメージは相応に容量があるので3G/LTE回線ではWIFIと比較すると時間を要します。
その待ち時間にたとえばアプリをバックグラウンドへ回してTwitterのタイムラインを読んでから戻ってきても、次のようにエラー終了してしまっています。これはなんとかして欲しい。
それから紙面ビュアーアプリだと保存記事の同期ができないこと。日経電子版アプリとWeb版サービスは保存記事の同期が可能なのでなんとかして欲しい。
紙面ビュアーアプリの意義と日経電子版アプリとの違い
スマートフォンであたかも新聞を読んでいる感覚。通勤電車や休憩時間などにサッと取り出して気軽に読めるのは魅力かもしれません。日経電子版アプリと違って、全国分の地方経済面、文化面の小説などイメージビュアーでしか読めないものもあります。
一方、日経電子版アプリは朝夕刊意外にもWeb刊、速報、市況データ、自動記事収集、保存記事のWeb版サービスとの同期など紙面ビュアーアプリにはない機能が多くありますし、データがテキストベースなので読み込み時間は短くて済みます。
どちらが優れているのかではなく、それぞれ一長一短あるので有料会員であれば追加費用負担はないので両方使ってみて自分にあった使い方を探す方がよいと思います。
日本経済新聞 電子版 1.5.1
カテゴリ: ニュース, ビジネス
販売元: NIKKEI INC. – NIKKEI INC.(サイズ: 3.3 MB)
URLスキーム
紙面ビュアーアプリにはURLスキームが存在していますので、MyShortcuts+Viewer などのリマインダー機能付きランチャーアプリに登録しておくと便利かもしれません。たとえば、リマインダーを通勤前の起床時間等にセットしておき、通勤準備中にイメージを読み込む時間に充てて、通勤電車の中で読むようなことができます。
NikkeiViewer:
ただし、動作に問題は確認されていませんが、このURLで起動すると、なぜか以下のようなメッセージが出てしまいます。
このURLスキームは記事をメールで送る(上記のスクリーンショット参照)時にヒントがありました。NikkeiViewerにつづいてURLが表記されており、これを実行すると紙面ビュアーアプリが立ち上がって記事が保存されます。変なメッセージは気持ち悪さが残りますが、ランチャーアプリからの起動で使ってみようかと思います。