昨年12月にauから発売されたHTC J butterfly向けのクレードルがいよいよ発売になりました。HTC J butterfly HTL21の購入と開封でレポートしたとおりmicro USBポートを保護する防水キャップの根元部分が弱く破損の不安があり、是非欲しいと思っていたのですが・・・
購入時にバックプレートに接続端子があるのでクレードルに備えてと予想し、その後想定どおりauから正式発表されたものの時期は未定のまま。そして3月29日に発表され4月6日の発売日を待って、ようやくauショップでゲットできました。
弱々しい防水キャップの根元部分
バッテリーの充電にはどうしてもmicro USBポートが必要になるので1日1回は開けたり閉めたりが必要な部分。今日まで無事だったので不思議なほど。実際、修理に出される人も多い様子で報告例が結構あります。
クレードルの開封と外観
正式名称は「卓上ホルダ HTL21PUA」で2,520円(税込み)。中身はクレードル本体と取扱説明書・保証書のみ。端末本体にはUSBケーブルすら付属していなかったわけなので、この値段からしてPC接続用ケーブルくらいは付属させて欲しい。
クレードルは縦置き。中央下部の突起に本体が当たると隠れている3本の充電端子が出て、HTC J butterfly本体のバックプレートの接続端子に接触する仕組み。
裏側にはシールが。本体の装着時には上から差し込むように入れてはダメで、底面をあわせてから背面側へ倒して取り付けるよう指示されています。
裏面下部にmicro USBポートがあります。ACアダプタやイヤフォンジャック、メディア端子などは一切ありません。ここに挿すmicro USBの形状が大きめだと端子が入りません。たとえば、手持ちの充電モードとデータ通信モードを切り替えるタイプの巻き取り式micro USBケーブルはクレードル側に挿すことができませんでした。
クレードルに装着
実際に取り付けてみたところ。
裏側はこんな感じで。大画面を活かした画像や動画鑑賞を考えると横置きでもいいのではと思うのですが。
外観ではわかりませんが、このクレードルにはウェイトが入っていないので軽いです。そのためHTC J butterflyの取り付けや取り外しが不安定になります。
それかからこのクレードルは充電専用のためデータ通信はできません。むしろ、PCから電源をとる場合、データ通信可能なケーブルを使うと充電されません。手元にあるケーブル数本で試したところそんな感じでした。そのためか、指定のACアダプタ(別売)を使うよう指示されています。
いろいろ不満な点
micro USBポートのキャップの破損リスクは軽減されましたが不満の方が大きい。ないよりはマシという程度のものです。
まず、auはこの部分が破損しやすいことを認識していた割に発売が遅すぎるし、この点考慮すれば端末購入者に無料で配布してもよい位。
次に、取扱店が少ないし、入手したauショップが入荷してたのは1個のみ。自分は運良く手に入れられたけど、いくらなんでも、まだラインナップとして販売している商品であることを考えると入荷数が少なすぎるのでは?
あとは上記のとおり、充電しかできないとか、通信可能ケーブルだと充電しないとか、ウェイトが入っていないので不安定であったり、ドックモードのような画面が切り替わったりする演出もないし、値段の割にもうなんかイケてません。
待望のクレードルの割には失望の方が大きいかも。購入をお考えの方はご注意を。