およそ3年遅れて製作を開始した『週刊マクラーレンホンダMP4/4』は、いよいよクライマックス。製作期間はちょうど1か月程度、やっと完成しました。
第70号を組み立てる(モデルの完成)
ギアボックスとエンジンブロックを組み合わせます。これが結構大変、というのは各ユニットがそれぞれ大きく、パーツが多く、かつダイキャスト部品も含まれているため非常に重量があります。一度ギアボックスの裏面を開けてから長目のビスで締める作業になります。
また、これまで各ユニットに取り付けていたホース類の反対側をそれぞれのユニットに固定したり、エンジンブロック側に立ち消えさせたりと細かい作業をします。
上記のパーツをメインボディに取り付け、第64号で一旦外したエンジンマウントプレートで固定します。ここでもモノコックから伸びるホース類もコネクタに差し込むなどパイピング作業の仕上げをします。
これも至難の技。この組み合わせたボディを裏返します・・・モノコック側から長いビスでエンジンブロック側を締めて固定します。左手でボディを持ち、右手で六角レンチを回す感じです。その後、モノコックボトムプレートを取り付けます。当然、重量が相応にありますので腕が攣りそうになりました。
第64号で外した前後のアンダーパネルを取り付け、仮組みで確認していたターボインレットダクトを配置します。ここは接着しません。アンダーパネルの取り付けは、ボディの裏返しが困難なためテーブルの下に潜って下からビス止めをしました。
いよいよトップボディをかぶせます。この時アンテナを曲げてしまわないように注意が必要です。噛み合わせが悪かったらどうしようかと思いましたが、無事に装着できました。
フロントウィングを前方からノーズコーンに沿うように差し込み、ビスで固定します。
リアウィングを取り付けたところ。ウィングステーにビス止めが必要でドライバーの隙間が非常に狭く、これも骨が折れる作業でした。
シートベルトを装着したコックピットをはめ込み、左右のシートベルトフックをモノコック側にある穴に差し込み固定します。ステアリングをはめ込みます。
最後にタイヤを取り付け、ついに完成しました!
なんとか部屋の本棚に収まってホッとしています。
こちらは1/20スケールのタミヤ模型から発売されたMP4/4と比較したところです。完成してみてとにかく1/8スケールの大きさに驚かされます。
製作期間は約1か月、100時間程度。慣れない作業でどうにか完成しました。本当はボディにMarlboroデカールを貼り付けてクリアコートすることを考えていましたが、ちょっと疲れました・・・
残念なのはリアルタイムで製作に取り掛かっていれば、ボディを外して内部構造をディスプレイしながら載せておけるスタンドをディアゴスティーニに注文できたのですが後の祭り。苦労して細部を再現したエンジンやギアボックスがボディの下に隠れっぱなしなのはちょっともったいないですね。
初めてディアゴスティーニのパーツ付きマガジンで製作してみましたが、ビッグスケールならではの大変な作業になることを体感しました。
撮影した写真は482枚になりました。Flickrのアルバム機能を使ってまとめてみました。