Kickstarter案件 iPhoneのイヤホンジャックに差し込む超小型温度計 Thermodo が届いた

00Thermodo Title

初めてKickstarterを通じて支援したプロジェクト『Thermodo』から一年越しのリワードです。昨日、エアメールで届きましたので、早速レビューしたいと思います。


KickstarterとThermodo開発プロジェクトについて

Kickstarterを通じた支援は2013年3月。その時にエントリにまとめています。早いものでもうすぐ一年です。

Thermodoの開封と外観

こんなシンプルなパッケージ。エアメールの封筒に入って届きました。

01Package

Premium版はアルマイト加工してあり表面はMacBook AirやProのような質感です。Thermodo本体がキーリング付きのケースに収納されており、カチッと押し込む感じで固定されます。本体上面にはRobocatチーム、ケース側面にTHERMODOのロゴがエッチング処理で刻まれています。

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iPhone用アプリのThermodo

ThermodoはiPhoneのイヤフォンジャックに差し込み、専用アプリを起動して使用します。装着するケースによってはプラグが奥まで届かない場合があります。Appe純正ケースはまさしくこの事象なので、使用するためには純正ケースを外さなければなりません。

iPad用アプリはありませんが温度測定のみのシンプルな機能なのでiPhone版で十分でしょう。Android用には同じ名前のアプリがPlay Storeにリリースされています。

05Thermodo Apps

プラグを差し込むと直ちに計測を開始します。測定値が上昇傾向の場合には背景が赤くなり、下側のラインの傾きと波打ちの間隔で上昇度合いを表します。

06Up

反対に測定値が下がって行く傾向になる場合、背景は青く、下側の右下がりのラインでその度合を表します。測定値の右際にある矢印も上方向なら上昇、下方向なら下降を表しています。

07Down

画面を上から下にスワイプすると設定メニューが出てきます。その他、Robocat社の説明やアプリなどのショートカットが表示されます。ちなみに計測温度が安定してくると背景は真っ白になり、下側のラインがフラットな状態になります。

08Setting Pane

画面を下から上にスワイプすると、測定開始からの最高、最低、平均温度が表示され、分かりにくいですが背景には推移がグラフ化されています。

09Temp Trend

設定画面です。シンプルですが重要な項目です。まず華氏か摂氏を選択します。その下に耳慣れない項目があります。Compensate for device heat とは表示される温度を低くするためのスイッチです。

10Setting Panel

Thermodoのセンサーは非常に敏感なのでデバイスの熱や自分の熱によって測定値に影響を与えてしまいます。それを考慮して RegularWarm の2段階で一定温度引き下げて表示してくれます。このセンサーがどれだけ敏感かというと手で触れただけで上昇してしまうほど敏感に反応します。

11Setting

Show indicator arrows は測定温度の数字の右横にある上下の矢印のオン・オフを切り替えるトグルです。

注意点ですがThermodoの装着時に音量が最大になります。使用後にそのままイヤフォンを使おうとすると最大ボリュームで音楽が流れてしまうので注意してください。かなり心臓に悪いです。プラグが外された時点でボリュームが元に戻るようにしてもらわないと・・・

アプリについてはまだ少ないですがアプリ開発者にはSDKも提供されていますので、今後、どんどんと対応したアプリがリリースされてくるのではないかと思います。

Thermodo

Thermodoの最大の敵は熱

肝心な測定値の正確性についてですが、このセンサーは上記の通り非常に敏感です。プロジェクト開始当初はフォーカスされていなかったのですが、プロジェクト後半に入ってから話題になるようになりました。iPhoneで使用するとThermodoのセンサーがiPhoneのバッテリーやプロセッサー等の熱源に近い位置になってしまいますし、そもそもセンサー自体が小型なのでポケットに入れていたり、iPhone自体もポケットに入れておくことが多いでしょうから、既に外気よりも熱をもってしまっている状態です。

残念ながらThermodoの測定結果(上下せずに安定した値)は、手元にあるいくつかのデジタル温度計よりも4〜5度(摂氏)ほど高い値でした。海外ユーザにも同様の声多数ありますが正確に計測できたという報告も寄せられています。自分で確認した範囲ではiPadがお勧めです。イヤフォンジャックが熱源から遠くにありますし、1〜2度高めな程度で誤差が少ないと思います。

12iPad

これを解消しようと苦肉の策で Compensate for device heat 機能が追加されたりしましたし、開発チームからもTipsとして使用前にThermodoを数分間テーブルに置いておいて常温にしてから測定開始したり、エクステンションケーブルでスマートフォンから遠ざけて測定する方法が紹介されています。

言われて「そりゃ、そうだな」と思うわけですが、スマートデバイスはどうしても熱をもつので正確性を求めるのは酷なのかもしれません。

Androidの動作状況はデバイスに依存

開発チームがテストしたのはNexus5、Samsung S2、Nexus Galaxyのみです。動くだろうとタカをくくっていたのですがHTC系端末は見事に動きませんでした。Nexus7、Moto Xは動作しました。

Kickstarterの楽しみ方

今回のプロジェクトはわたしにとって初めての支援でした。昨年3月、Thermodoがキッカケで初めてKickstarterというクラウドファンディグの開発者支援スキームを知りました。募集開始からかれこれ1年近く経過していますが、その間、開発者チームは支援者に対して32回も途中経過を報告してくれています。設計や部品の仕入れ製造先の状況などなど時にはビデオレターなどを使っていました。

当初は本当に完成品が手元に届くのか不安な時期もありましたが、それもまたKickstarterの醍醐味のひとつなのでしょうか。当然、プロジェクトが頓挫するリスクもある訳で。この他にもあと3つほど支援中のものがあります。次回もThermodoのように最高のリワードタイムが来るといいなぁと期待しつつ、早くも次の支援プロジェクトを探し始めました。

Kickstarter for iPhone

[2014年1月19日追記]測定値の検証に関するエントリ