スマートフォン用超小型温度計 Thermodo がサイトをリニューアルして24時間以内の発送へ

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iPhoneのイヤフォンジャックに挿すだけの超小型温度計 Thermodo が 米クラウドファンディング Kickstarter プロジェクトを経て、予約受付期間を終えて、ついに正式リリースとなりました。2013年3月に資金調達を開始し、2014年1月に支援者へのRewardの発送を終え、その後の一般向けの予約受付を経て、この度、サイトをリニューアルしての販売開始です。

日本からはクレジットカードの他、PayPalでの支払いも可能。海外発送のためサイトは英語、発送費用の負担が伴います。予約受付中に追加購入した商品もエアメールで無事に到着しました。

Thermodoの外観

一番左側はプロジェクト支援のRewardとして受け取ったPremium版。アルマイト加工してありTHERMODOの文字と開発チームのRobocatロゴがエッジングされています。

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追加購入したのはブラックとレッド。やはりPremium版の方が値は張りますが高級感はあります。キーリングが付いているので普段持ち歩くのに便利です。もともと小型なのでかさばらず全く気になりません。

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Thermodoで計測するには

専用アプリ Thermodo を起動して、Thermodo本体をiPhoneのイヤフォンジャックへ差し込むだけです。

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Thermodoはボリュームを最大にするため、イヤフォンジャックから外したあと、イヤフォンを挿して音楽などを聴く時には必ずボリュームを手動で戻してください。

Thermodo で正確な温度を計測するために

スマートフォンや人体は熱源です。Thermodo自体のセンサーは敏感なのでそういう熱源の近くで計測することになるため影響を受けます。アマゾンでELECOMの 4極 ヘッドホン延長ケーブル を購入して、ThermodoセンサーをiPhone本体から離して計測すると直挿しのiPhoneと比較するとご覧の通りです。

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延長ケーブルは4極タイプが必要です。センサーは親指と人差し指でつまんだだけで温度が上昇するほど敏感です。

Thermodoをイヤフォンジャックへ直挿しの場合、どうしても影響を受けるのでアプリ側で一定温度を調整して表示する設定が可能です。

専用アプリ Thermodo について

もともと温度を計測するだけのものなのでシンプルです。画面上には、現在の温度と起動後からの温度変化を示す、最大値、最小値、平均値とその背景に推移がグラフ化されます。

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中央の現在温度の下の波線はリアルタイムで計測する値の予測幅を示しています。計測開始したばかりだと計測値は安定しません。通常はポケットや手の熱でセンサーが温められているため外気より高いことから、計測を始めたばかりでは下降していきます。そういう時は波線が右下がりにその角度が急であるほどこれからもまだまだ下がっていくことを示します。

ユニバーサルアプリなのでiPhoneもiPadも対応しています。先日のアップデートでiPadもランドスケープモードにも対応しました。イヤフォンジャックへの直挿しの場合の温度調整は Setting 画面から行います。Compensate for device heat の Regular、Warm、Customの3タイプで、Customは自分で調整温度を設定し、Regularは強め、Warmは弱めの調整を行います。

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Androidの対応デバイスも徐々に拡大

Androidはメーカー毎にハードが異なるため、いまのところ一部の端末に限られていますが対応するデバイスは拡大中です。公式サイトを確認してみてください。

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Thermodoセンサーの実用性について

センサー自体は高精度だし、専用アプリでリニアに計測結果が表示されるけど、実際に使用する場面はというと・・・正確性という点では熱源から遠ざけるための延長ケーブルが必要になるし、ソフトウェアでの調整も限界があります。

でも、面白いですよ。高級キーリングになりかねませんが・・・

Thermodo App Store (iPhone | iPad)
Thermodo Google Play Store (Android)