iPad Air 2 (Apple SIM版) の開封

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今秋の新型 iPad Air 発表における最大の目玉と言っていいかもしれません。iPad Air 2に搭載されたApple SIM版が到着しましたので早速開封。

WIFI版の開封は先日のエントリをご参考まで。

米のWIFI Cellularモデルの品名に “Apple SIM” と表記されています。

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WIFI版の違いは、まず、裏面上部が樹脂製のパーツで覆われていることと、SIMイジェクトピンが付属していること。初代 iPad Air のシルバーモデルよりも第2世代のゴールドモデルにこのベゼルのホワイトは・・・

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そしてSIMトレイ。初代 iPad Air と同じ右側面にありますが、初代よりも若干上に位置しています。

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大きさや重さは、初代iPad Air からの比較では 第2世代は 444g となり 約34グラムの軽量化、薄さはWIFIモデル同様に6.1mmとなっており初代から1.4mmも薄くなっています。

これだけ薄くなってくるとSIMトレイの厚みも限界になりつつあるかも。もちろんAppleとしては物理的なSIMカードではなくソフトウェアSIMが最終形だとは思うけど。

Apple SIMは米国でのAT&T、T-Mobile、Sprint、英国でのEEキャリアに対応し、SIMカードを入れ替えることなくキャリア間の短期プランを行き来自由とする極めて先進的な発想に基づく技術。

これを日本で使用した場合にはモバイルデータ通信には一応 “Set Up Cellular Data” と表示されるものの・・・

残念ながらアンテナピクトは立つもののこの状態でダイアログボックスは真っ白でキャリア名が表示されることはありません(日本では対応キャリアがないので当然)。

そういえばキャリア認識できない場合にステータスバーには iPad と表示されるようになったのかな。いつ頃からこうなったのか気が付きませんでした。

ちなみにApple SIMを初代 iPad Air(iOS8.1、US SIMロックフリーモデル)に挿してみると「不正なSIMです」「SIMに問題あり」となって認識してくれません。

第2世代 iPad Air にApple SIM以外のSIMカードを挿してみたところしっかりと認識してくれています。

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奥側が初代 iPad Air ですが、手前にある第2世代 iPad Air 2 に比べるとやはり写り込みがキツイです。第2世代のディスプレイの方がコントラストが効いてて綺麗です。

Apple SIMはユーザに対してより自由度を高めたキャリア契約(サービス)を提供する発想でいかにもAppleらしくはありますが、AT&Tを選択した場合には当該キャリアにロックされて新たなApple SIMカードが必要になるなど、アップルの狙いをぶち壊しにする事例もあるようです。

とは言うものの 最大手である Verizon が選択肢に入っていないことなども踏まえるとキャリアの縛りがない代わりに、今度は逆にアップルに採用されたキャリアしか利用できないというアップル側のしばりを受けることになるかも知れず、やっぱり「魔法のSIMカードはないよなぁ」と改めて感じました。