SoundSport wireless headphonesの不具合に伴う回収で代替え品として提供いただいた『SoundSport in-ear headphones(有線)』をちゃっかりレビューしたいと思います。
日本BOSE社から代替え品を提供いただいた経緯は以下にまとめてあります。
▼ カラーバリエーションと連動したパッケージ。
▼ カラーバリエーションはApple対応製品向けで5色(Android用は1色のみ)あり、今回は代替え品としての提供のため指定できませんでしたが、パワーレッドが送られてきました。
▼ 同梱物。イヤフォン本体、交換用イヤーチップ(S/L)、専用キャリングポーチ、取扱説明書等です。
▼ このウィング形状がStayHereチップ(ワイヤレス版はさらに進化させたStayHere+ Sportです)。半透明のシリコンで耳にしっかりフィットして激しく運動しても抜け落ちることはありません。わたしの場合はLサイズでちょうどでした。必ず他のサイズを試してみましょう。
▼ スポーツ向けとしては周囲の音が聞こえることは重要。開放型として内側にポートが設けられています。ここは防滴仕様であり『疎水性の生地を使って水分の進入を防ぐ』(公式サイトより)構造になっています。
▼ 外側にもポートがあります。BOSEロゴはレモンイエローです。デザイン的にここはレッドでツートンカラーで良かった気がします。
▼ リモコンでは音楽の再生、停止、曲送り・戻し、音量調整、電話による通話も可能です。
▼ 裏側にはマイクがありこちらも『疎水性の生地による保護』がなされたうえ、『風切り音の低減』が実現されています(公式サイトより)。
▼ Y字のスプリット部分。ここから分岐して両耳に向かうケーブルは細くて弱々しい割にここはしっかりと補強されています。
▼ イヤフォンジャックのプラグ部分。
▼ 耳からY字スプリットまでの長さは短めです。位置が普通のイヤフォンなら胸のあたりですが、本機は首の下くらいの感覚です。
▼ コードクリップは移動および着脱可能。スポーツ向けらしくケーブルの長さは107cm(カタログ値)で一般的なイヤフォンと比較すると短い部類ですが、ケーブルのバタつきが気になる場合はこのクリップで衣類に止めておくと良いでしょう。
実際にランニングに使用してみて
1時間ほど近所の公園でランニングしてみて。スポーツ向けとして素晴らしいイヤフォンでした。まず、フィット感ですがStayHereチップはしっかりとフィットしてブレないのにソフトなタッチで耳が疲れることはありませんでした。
スポーツ向けとして開放型にして正解だったと思います。ケーブルが顔や腕などに擦れたりして出るタッチノイズが全くありませんし、周囲の音もランニングコースではあるものの公園内にあるため歩行者には気をつけなれければなりません。小さい子供の声や前後のランナーの足音、鳥の鳴き声までしっかりと聞こえます。音楽を楽しみながらも危険を察知できます。
やむを得ないのですが運動中であり、かつ周囲の音も入ってくるため低音部分が聞き取りにくくなってしまい、ボリュームはやや大きめになります。
普段使いとしては音漏れしますので通勤・通学電車での使用は不向きです。
SoundSport wireless headphones(ワイヤレス)と比較してみて
ワイヤレスはイヤーチップが専用にStayHere+ Sportまで進化させたモノでしたが、ワイヤードも遜色ないくらいのフィット感でした。周囲の音に関してはワイヤードの方が多く拾う印象です。ワイヤレスがイヤーチップで密閉性を高めているためだと思います。
ワイヤードでのランニングは久しぶりで、ケーブルがもっとジャマな存在かと思いましたが、本機については短めのケーブル設定と、Y字スプリットまでの長さが短いため思いの外バタつくことなく、また汗を拭く際等にケーブルに触れてもタッチノイズは感じられませんでした。
スポーツ向けとして素晴らしいと感じました。
ランニンングの後にひまわりを撮影。