日本経済新聞紙面ビューアーのアップデートがiOS版、Android版ともにリリースされました。Web版や日経電子版アプリでは既に連動している登録キーワードについて、この紙面ビューアーにおいても同期するようになり、そのキーワードを含む記事が紙面上に枠線でハイライトされるというものです。Web版や日経電子版はMy日経『自動記事収集』から自動でクリッピングされた記事を閲覧することが可能でしたが、紙面ビュアーでも同等のことができるようになりました。
日経電子版アプリの『自動記事収集』機能
iPhoneやAndroidの日経電子版アプリには自動記事収集が既にあります。メニューからアクセスすると登録しているキーワードにヒットした記事がクリッピングされています。
クリッピングされた記事はキーワード毎にフィルターで抽出することも可能です。
紙面ビューアーの記事ハイライト表示機能
紙面ビューアーアプリにおけるキーワード登録とハイライト表示に関するヘルプは、アップデート直後の起動時または設定から「ハイライト機能のチュートリアルを見る」を選択するといつでも表示することが出来ます。
キーワードの登録とハイライト表示の枠線のカラー指定が可能です。ここで編集したキーワードは日経電子版アプリやWeb版と同期することになります。
キーワードはORやAND条件で指定が可能で、その見出しを「トピック名」として付けておくことができます。
これが紙面ビューアーで実際にハイライト表示された状態です。スマートフォンというキーワードにヒットした記事が青枠でハイライトされています。
ハイライト表示された記事を拡大してみました。こちらは債券というキーワードにヒット記事になります。
着実な進化
紙面ビューアーのリリース当初は紙面を表示するだけのアプリで、その後、地方面の拡充や日経産業新聞・日経MJへの対応など地味なアップデートをしてきましたが、Web版や日経電子版との同期はまったくない状態でした。
今回のアップデートで登録キーワードの連動が可能になり、いよいよい日経電子版との一体感が出てきました。次は保存記事の同期機能にも期待したいところです。