昨日(2012年10月24日)、Kindle日本モデルと日本向けKindleストアがついに、やっと、ようやくAmazonジャパンから正式にリリースがありました。これからが楽しみではありますが、既存のKindleユーザとしては、Amazon.comアカウントとAmazon.co.jpの関係について気になるところです。これについて詳しい発表はまだですが、カスタマーサービスに電話に問い合わせたので報告します(照会時点でKindleに関してはチャットラインによる問い合わせは未対応)。
既存Amazon.comユーザのアカウントについて
Amazon.comで購入した書籍については、Amazon Kindle担当者が「引き継げる」「Amazon.comとAmazon.co.jpのアカウントを紐付ける仕組みを提供する」と答えているものの詳細は不明です。
カスタマーセンターへ照会した前提
Kindle Paperwhite等のKindleデバイスが米Amazonアカウントに紐付いている状態で、本日発表された日本版Kindle Paperwhiteを予約済みの状態です。My Kindleにログインすると、シリアル番号はまだですが、自分のアカウントには購入予定のKindle Paperwhiteが登録されていました。Kindle FireやKindle Fire HDをあわせて予約しているとここに表示されます。
Amazon.comアカウントがあって、Amazon.co.jpアカウントもあるけど、Kindle日本モデルを予約していない方もMy Kindleにログインできるのかは不明です。
Kindleストアにログインしてライブラリの統合について確認
本日(2012年10月25日)、Kindleストアがオープンしましたのでログインしてみました。
My Kindle – https://www.amazon.co.jp/gp/digital/fiona/manage
購入時に使用したAmazon.co.jpのアカウントでログインして、タイトルバナーにあるMy Kindleを選択します。
サイドメニューから居住国設定をクリックします。
するとお住まいの国は日本と表示されますが、欄外に「既に海外のKindleストアでコンテンツを購入していて、Amazon.co.jpのアカウントとライブラリを統合する方法の詳細を見るには〜」とありますのでその先へ進みます。
結局、カスタマーサービスセンターへの連絡を促されますが2点重要なことが記されています。
- 日本から国外に転居される場合、住所を変更すると、Amazon.co.jp のKindleストアでのショッピングができなくなる
- Amazon.co.jp で購入したコンテンツをAmazon.com のアカウントでダウンロードする場合は、Amazon.com でアカウントを作成し、Amazon.co.jp とAmazon.com のアカウントを結合してください。アカウントを結合すると、Kindleライブラリが統合され、コンテンツをAmazon.com のアカウントでダウンロードすることができるようになります。
Amazon.co.jpでもAmazon.comでも両方同じライブラリを使えるということでしょうか。仮に両方のストアで電子書籍を購入できるのだとすると為替を見ながら日米の安いストアで購入できることになります。そんなおいしい話があるのかまだ分かりませんが。
アカウントの結合について
Amazon.co.jpのサポートに「アカウントの結合」について説明があります。ただし、結合方法の記述はまだありません。
Amazon.comで購入したKindleデバイスについて以下のとおりFAQがあります。明示されていませんが、結合後にAmazon.co.jpのKindleストアにアクセスが可能なのはKindle Paperwhite、Kindle Fire HDだけなのかもしれません。
Amazon.comでKindleを購入し、利用しています。このKindle上でAmazon.co.jpのKindleストアにアクセスし、コンテンツを購入することはできますか?
いいえ。Amazon.comで販売されているKindle(Kindle Fire、Kindle Touch、Kindle Keyboard、KindleおよびKindle DX)からは、Amazon.comのKindle ストアへのみアクセスできます。Amazon.co.jpのKindleストアにアクセスすることはできませんのでご了承ください。なお、購入サイトをAmazon.co.jpに変更した場合でも、お手持ちのKindleからAmazon.comのKindleストアにアクセスし、コンテンツを購入することはできます。
中身のファームウェアの問題だと思われますので、もしかすると今後のアップデートで解消される、またはハッキングにより可能になるかもれしませんが、Amazon.comで購入したKindle2/3/4/DX/Fireではそのデバイス自体でAmazon.co.jpのKindleストアへアクセスすることはできないようです。
確信はありませんが(希望かもしれませんが)、これらのデバイスからAmazon.co.jpのKindleストアへアクセスは出来ないものの、ライブラリは統合されるのでアカウント結合後にPC等からAmazon.co.jpのKindleストアで購入するコンテンツはこれらのAmazon.comで購入したKindleデバイスにダウンロードして表示させることは可能なのではないかと推測します。残念ながらライブラリには登録されているもののダウンロードするとエラーとなるようです。@harupong さん情報提供ありがとうございました。
@hondamarlboro ライブラリから見るとこまでは行けるんですが、デバイスにダウンロードすると"Unavailable for Download The item is not compatible with this device"エラーになっちゃうんですよね..
— harupong (@harupong) October 25, 2012
こちらもファームウェアの問題かなぁと思いますが、Amazon.co.jpで配信できない端末(Kindle PaperwhiteやKindle Fire HD以外)に開放は難しいのかなと推測するので対応は期待できないような気がします。
カスタマーサービスへ照会した結果
カスタマーサービス(フリーダイヤル)へ電話した結果、残念ながら、このサービスはまだ開始されておらず、その時期は未定とのこと。また、開始時にはAmazon.com側のページのアカウント画面で『お知らせ』が表示されるということでした。
今後、新たな情報が得られたら更新していこうと思います。
追記
Amazon.comのManage Your Kindleにログインするとアカウント結合の案内が表示されていました。
[2012/10/26追記][2012/12/7追記]
Amazon.co.jpカスタマーサービスに追加で照会し回答いただきました。
- Amazon.co.jpでサポートを提供していない新聞、雑誌などの定期購読商品については、Amazon.co.jpのアカウントでは継続不可。結合手続きが完了しただけではキャンセルされず購入先サイトをAmazon.co.jpに移行した時に自動的にキャンセルされ、返金処理が行われる
- 購入済みのKindleが登録された状態ではアカウント結合できないので、一度My Kindleから解除が必要
- アカウント結合前にAmazon.co.jpのKindleストアでコンテンツを購入済みの場合、カスタマーサービスに依頼しないと結合できない。
コンテンツ購入方法など確認してから試そうかと思います。
ちなみに
カスタマーサービスセンターのIVR(自動応答システム)の1番目に案内されるのが「Kindle(キンドル)またはデジタルコンテンツに関するお問い合わせは『1』」「Kindle(キンドル)に関するお問い合わせは『1』」となっており、本日(2012年10月25日)から切り替えられたようです。夜中にもかかわらずオペレーター接続まで5分ほど待ちました。本当にご苦労様です。
日米アカウントを切り替えて利用する方法[2012年10月28日追記]
アカウント結合の検証結果[2012年11月3日追記]
「既存Kindleユーザの日米Amazonアカウントのライブラリ統合について」への6件のフィードバック
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アメリカで買ったkindle paperwhite を日本語設定にして、日本のkindleストアで購入・読むことできましたよ。住所設定が当初米国になるので、それを日本にする必要はありますけど。
Kindle Keyboard 3Gだと日本のストアで購入する配信先に選べない感じでした…
端末古過ぎなんですかね…
ご報告ありがとうございます。
ご報告ありがとうございます。なんとなくですが、日本ストアから配信して品質的に保証できるのがKindle PaperwhiteとKindle Fire HDじゃないかと思います。あとはファームウェア・アップデートが必要でしょうから。
ご報告ありがとうございます。
このアドバイスを見つけられて本当によかったです。イギリス在住で昨晩からどうやったらコンテンツをダウンロードできるか四苦八苦しておりましたが、手持ちのiPadのKindleアプリを登録解除してAmazon.co.jp のアカウントとパスワードを入力したあとKindleストアからの購入に成功しました。夢のようです。これからもっとコンテンツが増えることを願っています。