IRKitで帰宅時にリモコンに触れることなく自動で照明をオンにする

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IRKitアプリはiOS版しかありませんが、Javascriptが使えることでAndroidでも楽しむことが出来ます。Androidのタスク自動化アプリのTaskerを使って帰宅時に自動で照明をオンにする方法を試してみました。

Taskerは外部ソースやアプリ内でJavascriptを実行することが可能です。まず「照明をオン」にするためのスクリプトを登録します。

スクリプトは前回のエントリをTasker用にアレンジしています。flash()を使うとAndroid端末のホーム画面にメッセージを表示することが出来ます。

Taskを追加。ScriptからJavascriptletを選択します。Javascriptはローカルストレージの外部ファイルをロードできますが、XMLHttpRequestがうまく動かないのでJavascriptletを使うことにしました。

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Codeのエリアに上記のコードを貼り付けます。ここに直接Javascriptのコードを記述できます。ちなみにTaskerには予めいろんな変数が用意されています。

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ありがたいことに登録したコードを実行するための条件をカンタンに指定できます。ここでは「照明をオン」にしたいので時刻が18時以降に実行するように指定しました。

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登録完了しました。

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次に、プロファイルを追加登録します。「帰宅時」という点から「自分のAndroid端末が自宅のWIFI環境に接続された時」という状態(State)を指定することにしました。GeofenceやBluetooth接続状態なども用意されています。

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WIFI Connectedを選択すると、SSIDとMACアドレスも指定できるようになっています。自宅WIFI環境にあれば、右側の虫メガネをタップすると周辺のWIFIネットワーク情報が表示されるので選択するだけです。キーボードから入力する手間が省けます。

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先ほど登録したTask(Light Power)を選択します。

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登録したプロファイル毎に有効・無効を指定できます。Taskerごとの有効・無効を切り替えるにはメニューから、もしくは左上のTaskerアイコンを長押しで設定できます。

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では、早速テストしてみましょう。照明を消灯してから無線LANの電波が届かないところまで外に出て自宅へ近づいてきます。玄関のドアを開けたところでWIFIマークがオンになり、ホーム画面に”Turn on Lithgt”の文字。そしてリモコンに触れることなく照明が点きました!

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TaskerアプリはAndroidならではの強力なタスク自動実行アプリ。デバイスの状態をトリガーに出来ることやJavascriptが動作することで、IRKitへ信号を送ることができました。いま話題のiBeaconとか使わないとできないのかなぁと思っていたのにこの手軽さ。もっといろいろできそうです。

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