第2世代 Bose FramesのTenor スタイル(日本未発売モデル)を開封・レビュー

Bose Frames Tenor

Boseが9月初めに発表した第2世代のミュージック再生機能付きサングラス『Bose Frames』のテノールスタイルが届いたので開封してみた様子と簡単なレビューです。

発表されたのはカジュアルスタイルの『Tenor』と『Soprano』、スポーツタイプの『Tempo』の3種類。今回購入したのはカジュアルでレンズがスクエアな『Tenor』です。価格は249ドル。先日発表された国内での取り扱いには含まれていないようですが、日本だと30,000円(税別、執筆時点)ということで高目の設定に感じます(国内モデルのSporano、Tempoは11月5日発売予定)。

パッケージは初代とほぼ同じ。同梱内容を見ると、初代にはあった充電ケーブル用のポーチがなくなっていました。

Bose Frames Tenor Unboxing

本体のケースもデザインが変更されていました。初代の方が高級感があったように思います。留め具の部分はマグネットが入っていてカチッと音がして開閉には結構な力を要します。

Bose Frames Tenor Case

第2世代はグロスブラックで、初代がマット(艶消し)とは対照的です。好みが分かれるかもしれませんが、私は「メガネっぽい」という感じがして好きですね。

Bose Frames Tenor

横から。このツルの部分は違和感を覚えますが、基盤、バッテリー、スピーカーが内蔵されていることを考えればやむを得ません。公式発表では「BOSE史上最も薄く、最も小さい」スピーカーが入っています。それから初代と違って、BOSEのロゴが入っていますね。これも賛否ありそう。

Bose Frames Tenor

後ろから。初代のAltoよりもスクエアになっています。

Bose Frames Tenor

マイクは初代はシングルマイクでしたが、第2世代になってビームフォーミングマイク2個。まだ試せていませんが、風切り音や周囲のノイズを抑えて自分の声を拾ってくれるようです。ツルの部分にタッチパネルが埋め込まれており、前後にスワイプすることで音量調整が可能です。初代は電源ボタンを押しながら頭を左右に振ることで調整するという無理筋な操作方法でした。またダブルタップでGoogleアシスタントやSiriなどの音声コントロールが可能です。

Bose Frames Tenor

充電は専用ケーブルでポゴピンにマグネットで付けます。バッテリーの持続時間が初代の3.5時間から5.5時間に大幅に伸びました。写真だとわかりませんが、ステータスLEDがツルの右内側にあります。

Bose Frames Tenor

右側下に電源ボタンがあります。初代のボタンは金色で、もっと前方に位置していました。

Bose Frames Tenor

初代Alto(左側)、第2世代Tenor(右側)を並べたところ。Tenorは偏向レンズが採用されています。

Bose Frames Alto(left) and Tenor(right)

上から初代Alto(左側)と第2世代Tenor(右側)。初代のヒンジの部分が金色が嫌いだったので落ち着いた感じになったかなと思います。

Bose Frames Alto(left) and Tenor(right)

重さは初代と同じ。実測で47グラムでした。通常のメガネやサングラスと比べると重たく感じるのはやむを得ないところです。

Weight of Bose Frames Tenor

最近は自転車用で使っています。イヤフォンしながらの運転は危険ですし、法律で禁止されています。また、標準で偏向グラスが採用されたため、初代よりも光の遮断と路面の見えやすくなり、サングラスとしての機能もアップ。徐々に西陽もキツくなってきており、これからの季節も重宝しそうです。

ただ、新型コロナウィルスの影響でマスクをする機会が多いため、街歩きでマスクとサングラスはちょっと怪しい気がして躊躇してしまいますね。

音質も初代よりも音の輪郭がハッキリしたのと低音の迫力が増してパワーアップしました。試聴可能な量販店もあるので興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。

概ね満足度が高いのですが、唯一、不満を挙げるとすれば、キャリングケースがダウングレードして安っぽくなったのでは?という感じ。初代のケースに持ち歩こうかと思います。