日本通信のプラチナSIMでiPhone4のFaceTimeはアクティベーションできないのか?

iPhone4の一つの売りであるFaceTimeは全てのキャリアに対応している訳ではありません。たとえば日本通信はtalking b-microSIMプラチナサービスで提供するmicroSIMではFaceTimeを利用できないとしています。一方でドコモSIMを使ってFaceTimeをアクティベーション出来た方([続] DoCoMo + FaceTime – nunnun’s weblog)もいらっしゃるようですから、もしかしてとプラチナSIMを使って実験してみました。結果は大失敗でした。失敗は成功の母、ということで失敗談を報告します。

SIMロックフリーのiPhone4をJailBreakする、あるいはソフトバンクのiPhone4をJailBreakしてSIMロックを解除することが前提となっていますので、そこまでやってるユーザなら自己責任の意味をご存知のことでしょう。ということで試す場合は自己責任でお願いします。

FaceTimeをアクティベーションするには
iPhone4の場合は国際SMSを使います。従って国際SMSを送信できないキャリアはアクティベーション出来ないことになりますが、ドコモと日本通信は対応しています(1通50円)。たとえば、ソフトバンクのSIMを使うと設定.appから電話を選択し、FaceTimeのトグルを確認するとオンの状態になっています。オフの場合は、オンにすると「アクティベーション中です…」から「お使いの電話番号はFaceTimeの相手に表示されます」と変わるはずです。

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国際SMSの送信先を変更する
Appleのキャリアパートナーと同じ送信先に国際SMSを送信してもアクティベーションできないとのことで、これを変更する必要があります。自分のキャリアが使っているcarrier.plistに以下を追記します。

<key>PhoneNumberRegistrationGatewayAddress</key>
<string>+447860015000</string>
< key>RegistrationOptInRequired</key>
<true/>

因みに北米以外のキャリアパートナーの送信先は”+447786205094″に設定されています。RegistrationOptInRequiredは国際SMS送信前の最終確認をするかどうかの設定です。trueの場合は次のように確認のポップアップが出ます。

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日本通信のプラチナSIMで何が起きたか
残念ながら「アクティベーション中です…」のまま成功せずに次のように「アクティベートできませんでした。FaceTimeをオンにしてやり直してください」と出て失敗します。直ぐにこのメッセージが表示されることもあれば、1時間放置しても「アクティベーション中です…」のままのこともありましたが、何度やってもダメでした。ドコモ以外のキャリアでも海外サイトで成功例が紹介されていたので期待していたのですが、残念ながらうまく行きませんでした。日本通信のMVNOがダメなのか、Appleがこの番号のアクティベーションを止めたのか失敗の原因は全くわかりません。

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最後にオチがありまして日本通信の月額使用料で国際SMS送信料金が請求されてしまいました。通信明細を見ると128回×50円で6,400円。覚悟はしていましたが、ポップアップ表示は出ても実際に国際SMSが送信されていたかどうか確信がありませんでしたので本当に請求されてしまうのかは半信半疑。でもこれで送信自体は成功していたことが証明された訳です。ご自分で試されたい方は是非ご注意を。

iPad2やiPod touch 4GはApple IDがあれば簡単にアクティベーションできますのでiPhone4もこの方法にしてもらいたいものです。Wi-Fi環境下でしかできないFaceTimeのアクティベーションになぜキャリアの国際SMSが必要なのかがわかりません。いやいや、そもそもFaceTimeを使うのかというツッコミはあると思いますが。

もし日本通信のSIMを使って出来たという方がいらっしゃればぜひご一報をお願いします。

Posted from dPad on my iPad2