仕事でスマートフォンを活用したいサラリーマンの憂鬱

スケジュール管理やToDo、アイディアメモなどスマートフォンを仕事でも活用したいと考えている方も多いことと思います。わたしもその一人です。しかし、企業の情報セキュリティによってそれは妄想に過ぎないことに気づかされます。企業の情報管理に関するセキュリティは年々強化されており、企業によっては個人所有のスマートフォンを業務上に活用することはきわめて困難ではないでしょうか?特に解決策があるわけではありませんが、そんな憂鬱を共有できる方がいればと思いまとめてみました。

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書店ではスマートフォンの活用本が所狭しと並んでいますが、実際はどうでしょうか?わたしの場合そのようなハウツー本はまったく役に立ちません。

私物のスマートフォンと企業のセキュリティは相容れず、たとえば以下のような制限があります。

  • 動画投稿サイト(YouTubeやニコニコ動画)へのアクセス禁止
  • Webメール(Gmail、hotmail等)サイトへのアクセス禁止
  • Webストレージサービス(dropbox等)へのアクセス禁止
  • クラウドサービス(Evernote等)へのアクセス禁止
  • SNSサイト(2ch、Twitter、mixi等)へのアクセス禁止
  • 特定ブログサイトへのアクセス禁止
  • ソフトウェアのインストールの禁止
  • アクセスしたWebの履歴を上司にレポート
  • 外部メディア(USBメモリ等)への書き込み禁止
  • 外部送信メールのキーワードフィルタリング
  • 外部送信メールの添付ファイル種類の制限

などなど

スマートフォンはパソコンやWebサービスとの連携があってその威力を最大限に発揮することができます。このような制限があることで、たとえば会社のスケジュール管理ソフトで入力した予定や連絡先の情報を私物のiPhoneにUSB接続して同期させることはもちろん、Googleなどのクラウドサービスを経由して同期させることもできません。むしろ、会社のPCで入力したものを、私物のスマートフォンでも再入力するなどムダな作業が生じることになるばかりではなく、相互で入力漏れが発生する可能性もあり、余計に非効率ですし非常に危険です。

これらの企業の取り組みは、ウィルスやスパイウェアの侵入や個人情報の大量流出、企業秘密の外部流出等を防止する観点からいた仕方ないことかもしれません。会社がスマートフォンを支給すればよいのかというとそうでもありません。今度は私的使用に制限が課されることになるはずですから。企業によってはオフィスに私物の携帯電話すら持ち込めないという例もある様ですから、自分のスマートフォンをオフィスに持ち込んで仕事中にTwitterなどが自由にできている今の環境は実は幸せなのかもしれません。などと思ったりして自分を納得させています。

仕事でスマートフォンを活用したいサラリーマンの憂鬱」への3件のフィードバック

  1. 同意といっても憂鬱を共有させて頂くしかできませんが。
    ほんと、コンシューマITだけがここまで先行した状況になることは珍しい事態ですね。

  2. isnickさま、コメントありがとうございます。今後、規制環境がゆるくなるとは思えませんので解決方法はなさそうです。高機能なスマートフォンがもったいないですね。

  3. シャープの複合機にあるようなコンテンツプリントが、もう少し根付くと便利になると思うんですけどね。あれも、コンテンツプロバイダーがエンタメ寄りすぎるし。

    コンビニとか、漫画喫茶のプリンターも、今一つな感じ。印刷すればゴミが気になるし。何だかなあという感じです。

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