iPhone4に装着する60倍に拡大するというマイクロスコープで手元のガジェットのディスプレイを拡大してみました。前回(HTC Desire Sを2週間ほど使ってみて)はDesireとDesire Sの2機種でしたが、今回はiPhone3GS、iPhone4、iPad2、Galaxy S2、Kindle3も試してみました。







意外にもKindleが一番キレイじゃないのかと。
iPhone4に装着する60倍に拡大するというマイクロスコープで手元のガジェットのディスプレイを拡大してみました。前回(HTC Desire Sを2週間ほど使ってみて)はDesireとDesire Sの2機種でしたが、今回はiPhone3GS、iPhone4、iPad2、Galaxy S2、Kindle3も試してみました。
意外にもKindleが一番キレイじゃないのかと。
JailBreakしたiPhone/iPad上でiBookstoreで購入したDRMコンテンツを開こうとすると、「iPhoneの構成に問題があります。iTunesで復元してからiBooksを再インストールしてください。」というエラーが出ます。このメッセージをみるとドキッとしますが、普通に開くことはできます。
この状態からOKボタンをタップし、一度ライブラリに戻ります。一旦ホームボタンでiBooksを終了(マルチタスキング機能でバックグラウンドでサスペンド状態)し、再度iBooksを起動します。DRMコンテンツ(サンプルはWinnie-the-Pooh)をタップします。この操作1回または複数回繰り返すことで必ず開きます。
実は、このiBooksのエラーはredsn0w 0.96bにてiOS4.2.1のtethered JailBreakできる頃から発現していました。上記の方法でコンテンツを開くことは出来ていたのでなんか嫌な感じはしましたが、iBooksのDRMコンテンツを購入することはありませんので気にしていませんでした。greenpois0nでuntethered JailBreakが可能になったことで脱獄された方が多くなり、気がつく方が増えてきたのかも知れません。
このほど、スーパーハッカーの @comex 氏がエラーの原因を突き止めたようですので、近々、JailBreakツールに実装されこのエラーが解消されるのかも知れません。詳しくは Why iBooks doesn’t play nicely with Jailbreak をご覧ください。
追記:リリースされたばかりのPwnageTool4.2を使用してiOS4.2.1をJailBreak(untethered)した場合には上記問題が発現しないことを確認しました。
続きを読む [UPDATE1]iOS4.2.1をJailBreakしたらiBooksのDRMコンテンツが開けないとお嘆きの方へ
iPhoneのアプリごとにロックをかけるiProtectがお気に入りでしたが、Lockdown Proはさらにすごい。Cydia StoreでUS$2.99の有料アプリですがその価値は十分にありそうです。iProtectのエントリ(アプリごとにロックをかけるiProtect【要JB】)でも触れたように、iPhoneにはガラケーにあるような機能毎にロックをかけることができません。かといってロック画面を解除する際のパスコードを毎回入力するのも不便です。これを解消してくれるアプリです(見方によっては、そもそもJailBreakによってセキュアな環境を脆弱化している可能性があるわけですからサイバー攻撃という面では物理的に盗難にあうよりよほど危険かも知れませんが)。
【2012/1/28追記】現在のバージョン2.1.1はiOS5には対応していないようです。インストールは可能ですがRespringするとSafe Modeに入ってしまいます。
[2013年2月24日追記]バージョン2.4.4はiOS6に対応しています。パスワード管理について追加情報があります。最下部の参考エントリーを確認してください。
[2014年1月3日追記]iOS7用は別Tweakになっています。追加機能等を別エントリにまとめていますので最下部の参考エントリをご参照ください。
注意喚起情報
JailBreakされたiDeviceはメーカー保証対象外となるため動作不良や故障に陥ってもサポートを受けることができません。万一の際には保証期間内であっても有償となります。また、JailBreakはアップル社のセキュアな環境を無効化するため、外部からの侵入によってウィルスに感染し動作が不安定になったり、個人情報等が流出してしまう可能性(危険)を伴うものです。これらのリスクを理解出来ない、または自ら当該リスクに対処することができない場合はJailBreakしないようにしてください。
JailBreakの危険性については詳細に説明されているサイトがありますので是非確認してください。
をぢの日記【iPhone_JB】Jailbreakによるリスクと問題について
Lockdown Proの特長
初回起動時
Lockdown Proをインストールしてもホームスクリーン上にアイコンは表示されません。設定.appにあるLockdown Proを選択し、
Safety Word:Lockdown Proの設定画面を開くときのパスワード
Password:アプリやフォルダを開くときのパスワード
を設定します。これらは設定.appからいつでも変更できます。
基本的な使い方
Springboardでアイコンを長押ししてプルプルさせます。アイコンとフォルダの右下に鍵マークが表示されますので、タップして、Password入力が必要なLock(レッド)と不要なUnlcok(グレー)を切り替えて設定します。切り替え時には最初のアイコンだけPasswordの入力を求められますが、次のアイコンからは設定完了するまではタップするだけで切り替えできます。終了したらホームボタンで確定させます。
あとはアプリやフォルダを開く時にPasswordを入力します。なお、マルチタスキングでロック対象アプリに切り替える場合もPassword入力が必要になります。
Lockdown Proの機能
詳細設定は設定.appから”Lockdown Pro”をタップ、Safety Wordを入力して行います。設定項目については以下のとおりです。
Unlock/Lock Applications
All Applications
インストールしているアプリの一覧が表示されます。SpringboardだけでなくここからもアプリのLock/Unlockを切り替えることが可能です。アプリの右側に付いた家のアイコンがLockの目印です。
CydiaはJailBreakに関する重要な役割を果たしていますのでLockしようとするとこんなメッセージが出ます。くれぐれもパスワードを忘れないようにしてください。
Locked Applications
Lockアプリの一覧を表示します。Unlockに切り替えることが可能です。
Lock All Applications
インストールされている全アプリをまとめてLock対象にします。
Unlock All Applications
インストールされている全アプリをまとめてUnlockに戻します。
Lockdown Settings
Lock These Settings
これをオンにすると、設定.appからLockdown Proの設定画面を開くときにSafety Wordの入力を要求するようになります。Lockdown Proの設定について全てを変更できてしまうのでオンにすべきでしょう。
Enable Lockdown
Lockdown Proの有効無効を切り替えます。SBSettingsを利用している場合はOn/Offをカンタンに切り替えできるトグル・プラグイン(Cydia StoreでUS$0.99)が便利です。
Other Settings
その他さらに高度な設定が可能です。
先ほど作ったPassword(サンプル”7890″)に割り当てたいアプリ、フォルダをドラッグして移動します。完了したらSaveボタンをタップして確定します。
ちなみにCustom Passwordを設定したアプリをAll ApplicationsやLocked Applicationsで確認すると家のアイコンの左隣に鍵のアイコンが付くようになります。
Lock Icon Placement
オンにするとアイコンの移動が不可になります。他人に勝手にホーム画面のアイコンの位置を変更させないための手段です。自分がアイコンのレイアウトを変更するにも設定画面から一旦解除させなければなりませんし、またアイコン系のJailBreak tweaksとコンフリクトする可能性もありますのでオフのままでいいように思います。
Lock App Deletion
オンにするとアプリやフォルダの削除が不可になります。これも必要性が感じられませんが、心配な方はオンにしておいた方がよいでしょう。
Delay Lock
アプリやフォルダを開くときに一度Passwordで認証しておけばiPhoneの自動ロックや電源ボタンで画面ロックをかけるまでの間、Password入力が不要になります。iPhoneの自動ロックを設定していれば、毎回パスワード入力することもないでしょうからこれは嬉しい配慮です。
念のためですが、Lockdown Pro詳細設定を開く際のSafety Word入力は毎回必須です。
No Enter Button
“Lock These Settings”がオンになっていると、設定.appからLockdown Proを選択するときにSafety Wordの入力が必要になります。その際に”No Enter Button”がオンになっているとSafety Wordの入力を終えた時点で自動的にEnterされたと見なされます。面倒ですがオフのままのほうが良いと思います。
Launch Button
この項目をオンに設定すると、Lockアプリやフォルダを開く際にPasswordを入力した時点で”Launch”ボタンをタップするまでパスワード認証を開始しません。
Password Management
Numeric Password
数字だけのパスワードを設定している場合、パスワード入力時に数字キーボードを出します。パスワードが数字だけならオンにしておくと入力がカンタンになります。
iProtectとの比較
機能面ではLockdown Proが上です。iProtectにはSIM Cardに関するLock機能や、ホームボタンのダブルタップ無効化、Spotlightの検索結果表示の無効化というLockdown Proにない機能もありますが、優先順位の高いものではありません。また、価格面ではLockdown ProのUS$2.99(SBSettings用トグルは別途US$0.99)ですから、iProtectが10日間のフリートライアル期間があるとはいえUS$8.99は高く感じてしまいます。
信頼性と安定性については、iProtectはこれといって不具合(アイコン移動系tweaks以外)は生じておりません。Lockdown Proも今のところ問題ありませんが今後どういう不具合が出るかはまだわかりません。
Lockdown ProとiProtectの併用
両方併用が可能です。同じアプリに対してLockできますが、Lockdown Proが先でパスワード入力が完了するとiProtectの認証画面が後に続きます。アプリを開くだけであれば問題は生じていませんが、アイコン移動等でコンフリクトが生じる可能性はありますので、使用する場合はいずれか一方のほうがいいと思います。
iPhone4のアプリ右下鍵マークのアイコンサイズを調整するTips
SpringBoard上でロック対象アプリを選択する際のプルプル震えるアプリの右下に鍵マークのアイコン。このアイコンのサイズが大きすぎてダサイので、サイズを変更してみました。以下の例はiPhone4/iOS4.3.1です。Retina非対応アイコン(30×30)をカンバスサイズを60×60に変更して、Retina対応アイコンと差し替えます。
/System/Library/CoreServices/SpringBoard.app/
Lockdown-Lock.png
Lockdown-Unlock.png
Lockdown-Lock@2x.png
Lockdown-Unlock@2x.png
作業の前には失敗したらいつでも戻せるようにバックアップをとっておきます。
Lockdown-Lock.pngをPhotoshop等で開き、カンバスサイズを60×60にして保存します。ファイル名をLockdown-Lock@2x.pngに変更して、母艦側に戻します。同様にLockdown-Unlock.pngも作業して母艦に戻します。Respringして作業は終了です。
Lockdown Proの最新バージョンでは設定ファイルが暗号化されていますので、最新版の追加機能とともに別エントリにまとめました。
iBooksのルックアップ辞書機能は便利ですが、英語書籍はデフォルト設定で英英辞書を参照されてしまいます。これを英和・和英辞書にする方法を紹介します。
※iBooks1.1.2/iOS4.2.1で確認しています。
※iBooks1.2/iOS4.2.1で確認しています。
※iBooks1.2.1/iOS4.3.1で確認しています。
※iBooks1.2.2/iOS4.3.1で確認しています。
※iBooks1.3/iOS4.3.3で確認しています。
※iBooks1.3.2/iOS5.0で確認しています。
※iBooks1.5/iOS5.0.1で確認しています。
※iBooks2.0/iOS5.0.1で確認しています。
※iBooks2.1/iOS5.1で確認しています。
1. 母艦Mac/PCにiPhone ExplorerとProperty List Editorをインストール
こちら iPhoneアプリの言語メニューを個別に英語表記にする方法 を参考にインストールします。
2. iBooksに英語書籍と日本語書籍を同期
初期状態のiPhoneには辞書データがインストールされておらず、ルックアップ辞書機能の初回使用時にダウンロードされます。英語書籍はiBookstoreから”Winnie-the-Pooh”などをダウンロードし、日本語書籍はネット上で検索するとEPUB形式のサンプルが見つかりますのでiTunes経由でiPhoneに移します。英語書籍は英英辞書等のデータ、日本語書籍は英和・和英辞書や国語辞典等のデータをダウンロードをするために使います。
英語書籍でダウンロードできる辞書
New Oxford American Dictionary
Oxford American Writer’s Thesaurus
Apple Dictionary
日本語書籍でダウンロードできる辞書
大辞泉
プログレッシブ英和和英辞典
類語例解辞典
3. iPhoneから辞書優先設定ファイルを取得
iPhoneを母艦に接続してiPhone Explorerを起動し、Apps>iBooks.appにある”BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plist”をドラッグ&ドロップで母艦のデスクトップ等にコピーします。このファイルを編集し同じ場所に戻しますのでiPhone側のファイルはバックアップとして”BKDictionaryManager_LanguageToOrder_org.plist”のようにファイル名を変更しておきます。
4. plistでルックアップ辞書の優先順位を変更
Property List EditorからBKDictionaryManager_LanguageToOrder.plistを開きます。
デフォルトのルックアップ辞書の優先順位は、”Winnie-the-Pooh”のような英語書籍は”en”以下のとおり、New Oxford American Dictionary > Oxford American Writer’s Thesaurus > アップル用語辞典 の順に設定されていることがわかります。
en以下に英和辞書はありませんので、一番最初にルックアップされるよう割り込ませればよいわけです。英和・和英辞書である”com.apple.dictionary.PEJ-PJE”を”com.apple.dictionary.NOAD”の上に追加して保存します。
6. iBooksを起動
マルチタスキング機能でバックグラウンドにサスペンド状態となっている場合は完全に終了させてからiBooksを起動します。ルックアップされる辞書が英英から英和に変更されているはずです。
デフォルト状態への復元する場合は…
iPhone Explorerを使って、iBooksの”BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plist”を削除し、バックアップしていた”BKDictionaryManager_LanguageToOrder_org.plist”をファイル名を変更して”BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plist”に戻して、アプリを再起動します。
※アプリを削除して再インストールしても復元できますが、アプリの設定内容やデータが初期化されますので注意してください。
この方法での辞書変更をiPad2でも確認しました
iPad2にてカスタマイズした”BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plist”で優先辞書の設定変更が有効であることを確認しました。
iPhoneアプリでメニューのラベル文字列を変更したいと思ったことはないでしょうか?たとえば、ツイッター・クライアントの1つである”Twittelator”ではタイムラインのことを英語で”Friends”、日本語で”フレンド”と表記していますが、個人的には違和感があります。これを”タイムライン”と修正することができます。
注意喚起情報
この方法はいわゆる脱獄(JailBreak)は不要ですが、操作方法を誤ると当該アプリのデータまたは設定内容が失われる可能性がありますので注意してください。脱獄と違ってシステム領域には影響しないので文鎮化することはまずないでしょう。
始める前に母艦に準備するソフトウェア
iPhone Explorer(フリーウェア)を http://www.macroplant.com/iphoneexplorer/ からダウンロードし母艦にインストールします。
Property List Editorをインストールします。TwittelatorのLocalizable.stringsはバイナリフォーマットのためテキストエディタだと編集できませんので専用エディタが必要になります。テキストエディタで編集できる場合もありますが、plistを修正する場合はこの専用エディタを使った方がよいでしょう。
Mac版 – Apple: PlistEdit Pro 1.5
Windows版 – plist Editor for Windows (Freeware)
Windows7のProperty List Editor
修正後
デフォルト状態への復元する場合は…
iPhone Explorerを使って、該当するアプリの”Localizable.strings”を削除し、バックアップしていた”Localizable_org.strings”をファイル名を変更して”Localizable.strings”に戻して、アプリを再起動します。元に戻らない場合はバックグラウンドでサスペンド状態になっている可能性がありますので完全に終了してから起動します。
※アプリを削除して再インストールしても復元できますが、アプリの設定内容やデータが初期化されますので注意してください。
留意事項
アプリのアップデートを適用した場合は上記内容は初期化されます。
参考:代助のブログ「iPhoneアプリの言語メニューを個別に英語表記にする方法」
iPhone 3GSを購入してから1年以上経過しています。これまで不具合や故障のようなトラブルはなかったのですが、最近、電源ボタンの様子がおかしくなってきました。上部右側にある電源ボタンがへこんでしまい、押しづらくなっています。JailBreakしているためスクリーンショットや画面ロック、電源オフなどは別のアクションに割り当てが可能であるため電源ボタンが多少使えなくても支障はありませんが、中身を見てみたいという欲求もあり思い切って分解してみました。
分解作業は故障や不具合の原因にもなり、またメーカーの保証対象外となりますので注意が必要です。
準備したもの
プラス・ドライバー
プラスチックのヘラ
ピンセット
分解作業
まず、下部USB接続ケーブルを挿す端子の両脇のネジを外します。
次に、ヘラを前面下部とシルバー枠の間に入れて引上げます。この間に入れるのが大変だったので裏面とシルバー枠の間の方にヘラを突っ込み、ネジで固定するためのでっぱりを押し上げて前面を浮かせてはずしました。
液晶画面と本体側を接続するケーブルが3本あります。番号が書いてあるので1から順番に外していきます。当然ですがケーブルや端子は細く小さいので細心の注意を払う必要があります。1番、2番のコネクタは押し込み型なので上に引上げて外しますが、3番目のケーブルはコネクタ差込み型なのでやさしく引き出します。
あとは7番まで番号シールが貼付されているので番号どおりケーブルを外していきます。ネジも外します。作業しながら後悔したのですが、ネジの大きさや長さが場所により異なりますので、ネジを外す場合には、組み立て直すことも考えて戻しやすく、間違えないような工夫が必要だろうと思います。
最後のネジは7番のケーブルのところに”Don’t remove”というシールが貼ってありますので、これを外さないと見えません。これで基板を裏面から分離することが可能になりましたが、カメラのケーブルも基板に繋がっていますので引上げる前に、あらかじめ右側のカメラは固定する枠から外しておいた方が良いと思います。
これで分解作業は完了です。USB接続ケーブル端子やSIMカードトレイのちょっとした隙間からはホコリが混入しているようで結構なホコリが付着しています。これをダストブロワーで吹き飛ばし、ウェットティッシュで拭き取りクリーニングします。
電源ボタン部分の修理
さて、問題の電源ボタンですが、外側の実際に押し込むボタンと内側のスイッチの間のスペーサーのようなシールが外れていてその分だけ隙間が広がり、電源ボタンがへこんでしまっていたようです。分解するまでは電源ボタン自体に問題があると思っていましたので、パーツを予め購入しようかと考えていました。中を見てからにしようと思い直して正解でした。この隙間を埋めるものを入れれば十分なわけですからテープを折りたたみ厚さを調整しました。
組み立て直す
あとは分解した手順と逆に組み立てていきます。どこにどのネジということも考えずに分解したのでやや苦労しましたが、外したネジを余すことなく使い切りました。無事修理が完了して電源オン。問題なく起動し、使用可能でした。液晶、バッテリー交換程度ならできそうな気がしてきました。
iPhone4のRetinaディスプレーは非常に美しいのだが、全体的にやや黄色いのではないか?Googleで検索したりツイッターのTL上の方の中にもこういう印象を持たれたユーザが結構いるようだ。自分もそのうちのひとりで、最初はまぁ黄色いけど、これだけ綺麗なディスプレーだしと思っていたが、そういう声が多くなるにつれ検証してみたくなった。
ディスプレーの明るさは一番明るく設定し、白い画面を出すためにMobileSafariのブランクページで確認した。写真では室内照明の影響もあり分かりにくいが実際に見るとiPhone4はiPhone3GSと比較すると確かに全体的に黄色い。
でも、いまのところそれほど気にしていない。この記事(iPhone 4 画面の黄ばみは接着剤が原因、数日で自然消滅?)を見てなるほどと思ったのだが、1年前にiPhone3GSを購入した時も同じような印象を受けた記憶があるが今はそんなことはないのだ。なのでしばらく様子を見ようかと思う。この現象とは違って一部分だけが明らかに黄色くシミになっている場合もあるとか。
iPadでも同じような症状(Apple Discussions Topic : Uneven screen whiteness/backlight)が確認されていたようで、初期ロットの恒例となっている感があるが、アンテナ受信感度の問題といい、そろそろ世に出す品質レベルなのかどうか疑問の声も上がってきそうな気がする。
ついに本日発売のiPhone4をゲット!購入前から気になっていたmicroSIMについて以下の点について検証してみた。
黒SIMを大人の事情で工作していたので回収されるかどうかちょっとしたポイントだった。今朝、Twitterのタイムラインでは事前に「回収はしない」という情報が流れていたので安心して入店。購入時には旧黒SIMを出すことなくmicroSIMを挿して本体を店頭端末でアクティベーションして完了。プラン説明から15分程度で会計して引き渡し完了。なお(未検証だが検証済み)回線は使用できないがiPhone3G/3GSのアクティベーションには使用できるとのこと。
SIMの形状が異なるのでmicroSIMアダプタを装着してiPhone3GSに挿したところ問題なく認識。キャリアロゴも表示され、通話、パケット通信も問題なかった。
US版のSIMロックフリーなので旧黒SIMでも問題なかったが念のためiPhone4の黒microSIMでも確認したところキャリアロゴも表示され、アンテナも立ち、パケット通信(APN設定:smile.world)も問題なかった。※検証したのはSIMロックされている国内版iPad WIFI+3Gとは異なるので勘違いしないようご注意を。
SIMロックフリーなので旧黒SIMで使っていたが特に問題なかったがこちらも念のため確認した。キャリア認識、アンテナ表示、通話、パケット通信(APN設定:smile.world)、MMSも問題なかった。
— Updated on June 24, 2010 —
旧黒SIMをiPhone4に入れてみた。回線はmicroSIMに移行(表現が適切かはわからないけど)してしまっているため圏外となり、当然、通話もパケット通信もできない。ただし電話番号は表示される。また設定>一般>情報のキャリアには「ソフトバンクモバイル5.0」、設定>キャリアには「SoftBank」と「JP DOCOMO」が表示されるので電波はつかんでいるようだ。(結果はiPhone3GSでも同じ)
— Updated on June 25, 2010 —
国内版iPhone4はSIMロックされているかを検証してみた。ドコモ定額のSIMをさしてみたところキャリアロゴには「不正なSIM」「圏外」とも表示されない。設定>キャリアで確認しようとしたところ「ネットワークリストを読み込めません」と表示されている。ただしばらくすると「圏外」となったなり、設定>キャリアは「ソフトバンクモバイル7.0」と表示されたままだった。AT&TのmicroSIMでも同様の結果。国内SIMも海外SIMもSIMロックされている様子。
iPadの目玉アプリのひとつがiBooks。まだiBookStoreには日本語書籍はなく洋書が並んでいるだけなのでiPad User Guideをダウンロードして使ってみていたところ、Kindleのように辞書をルックアップして意味を表示する機能があることに気がついた。英和辞書なら便利だなと思っていたところJailbreakしていればカンタンにできることがわかったのでその備忘録。
[Updated on August 5, 2010]
JailBreakせずに辞書を切り替える方法が紹介されたブログがありますので、まずはそちらをおすすめします。
iBooks (iPad 電子書籍) で英和辞書を表示させる裏技
[Updated on November 30, 2010]
JailBreakをせずに設定する方法がありましたので当ブログの別エントリ”iBooksのルックアップ辞書を英和・和英にする方法”にまとめました。
注意喚起情報[Updated on August 5, 2010]
以下に紹介する方法はJailBreakが必要になります。JailBreakされたiPhone/iPad/iPod touchはメーカー保証対象外となるため動作不良や故障に陥ってもサポートを受けることができません。万一の際には保証期間内であっても有償となってしまいます。また、JailBreakはアップル社の施したセキュアな枠組みを無効化することになるため、外部からの侵入によってウィルスに感染し動作が不安定になったり、個人情報等が流出してしまう可能性(危険)を伴うものです。さらに、JailBreakされたiPhone/iPad/iPod touchにAppStore以外で配信されるアップル社が承認していないサードパーティー製のアプリケーションをインストールする行為は、その安全性が保証されておらず悪意のあるプログラムが混入している可能性もあり、未知なる危険を伴うものです。これらのリスクを理解出来ない、または自ら当該リスクに対処することができない場合はJailBreakしないようにしてください。
JailBreakとその危険性についてはこちらのサイトで詳細に説明されていますので是非確認してください。
をぢの日記【iPhone_JB】Jailbreakによるリスクと問題について
—
iBooksのルックアップ辞書の英英辞書データを探したところ、/Library/Dictionaries/に各種辞書が格納されていた。なんと英和・和英辞書データも格納されており、他にも類語辞書や国語辞書も入っている様子。これは話が早い(Kindleでは英和辞書を英辞郎データから作る必要があった)。
/Library/Dictionaries/Apple Dictionary.dictionary
/Library/Dictionaries/New Oxford American Dictionary.dictionary
/Library/Dictionaries/Oxford American’s Thesaurus.dictionary
/Library/Dictionaries/Shogakukan Daijisen.dictionary
/Library/Dictionaries/Shogakukan Progressive English-Japanese Japanese-English Dictionary.dictionary
/Library/Dictionaries/Shogakukan Ruigo Reikai Jiten.dictionary
ルックアップさせる辞書データをどこかで制御しているはずなので探したところ、iBooks.app下のサブディレクトリ(/var/mobile/Applications/iBooks/iBooks.app/Japanese.lproj/DefaultDictionaries.plist)に発見した。標準ではオックスフォード辞書2つが設定されているのでこれを変更する。英語の類語辞書は引けても英語から日本語の類語は引けないので設定しても無駄かもしれない。念のためplistは編集前にバックアップを取っておく。
デフォルト設定
<key>DCSDefaultActiveDictionaries</key>
<array>
<string>/Library/Dictionaries/New Oxford American Dictionary.dictionary</string>
<string>/Library/Dictionaries/Oxford American Writer’s Thesaurus.dictionary</string>
<string>/Library/Dictionaries/Apple Dictionary.dictionary</string>
</array>
赤字部分をそれぞれShogakukan Progressive English-Japanese Japanese-English Dictionary.dictionary、Shogakukan Ruigo Reikai Jiten.dictionaryに変更して保存。ホームスクリーンからiBooksを起動するだけ。RespringやRebootは不要。
plistにはデフォルトの辞書も設定されており、DCSDefaultActiveDictionariesで指定された辞書データが何らかの理由で参照できない場合に使用される感じ。オックスフォード辞書と英和・和英辞書、類語辞書などあるだけ指定してみたところ、オックスフォード辞書しか表示されなかった。並び順などもひょっとすると優先順位などを意味するのかもしれない。
電子ブックリーダーとして、辞書のルックアップ機能というのは非常に魅力である。読んでいる時に英単語や語彙をすぐ確認できるのだから。Kindleも同じ機能があるものの英和辞書データは入っていないため自力で入れる必要があったし苦労したが、このiPadはなんだろ?すごすぎる。国語辞典、類語辞典まで搭載している。和書データであれば日本語の意味や類語を表示できるかもしれない。
日本語のePubサンプル( ePub変換”>青空文庫 (XHTML) -> ePub変換)をiBooksに入れて試してみたところ、ちゃんと大辞泉から引っ張ってきた。いろいろと夢が膨らんだ感じ。
実はちょっと面倒。DefaultDictionaries.plistのDCSDefaultActiveDictionariesセクションの辞書データは参照優先順位に並んでいるらしく、上位データがヒットすると下位辞書データは参照しない。そのため国語辞典、英和・和英辞典のどちらを上位にするかで表示される内容が異なってしまう。たとえば国語辞典を下位にすると日本語の意味を知りたいのに英訳が表示されたり、国語辞典を上位にして洋書でルックアップするとカタカナ英語などは国語辞典から引っ張ってきてしまう等の不都合が生じる。
現在のところiBooksで読める日本語書籍データが普及していないため支障はないように思う。iBookStoreでダウンロード出来る頃には、ルックアップで参照する辞書を自分で選択できるような機能が追加されていると想像する。
–Updated on June 4, 2010
ツイッターでお世話になっている @hitoriblogさんが設定画面から最優先する辞書を手動で選択できるtweakを作ってくださっています。これは便利です。iBooks、Pagesのほか、KeynoteやNumbersでも辞書対応しているようです。
iPadのポップアップ辞書環境を少し改善するDicSelector
—
いろいろと
–Updated on July 5, 2010
iBooksのバージョンアップにより上記方法ではルックアップ辞書を変更不可になっていました。確認したところiBooks.appのディレクトリ直下に “BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plist” というファイルがあり、ルックアップ辞書をコントロールしている様子。DefaultDictionaries.plistの役割がどのように変わったかは不明。BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plistを次のとおり変更する。辞書の並びは自分の参照したい順番に変更する。作業前にバックアップ推奨。
<dict>
<key>en</key>
<array>
<string>com.apple.dictionary.PEJ-PJE</string>
<string>com.apple.dictionary.NOAD</string>
<string>com.aplple.dictionary.OAWT</string>
<string>com.apple.dictionary.AppleDictionary</string>
</array>
<key>ja</key>
<array>
<string>com.apple.dictionary.Daijisen</string>
<string>com.aplple.dictionary.ruig</string>
<string>com.apple.dictionary.PEJ-PJE</string>
</array>
</dict>
書籍データの言語に基づき呼び出す辞書を決定しているので、英語書籍データの場合に優先辞書を英和和英になるよう追加する(赤字部分)だけ。前バージョンでは書籍データの言語に応じて英和辞書と国語辞書の優先順位を変更しなければならない場面もあったが、今回のバージョンアップでその手間はほぼ不要になった。
なお、Pages、Keynote、Numbersはバージョン改訂されていないので、まだDefaultDictionaries.plistが有効に機能している。
moyashiさん(@hitoriblog)が公開してくださったDicSelectorはiBooks1.1では機能しないため現在レポジトリでは公開停止になっています。 (2010年7月20日修正)iBoks1.1対応バージョンがリリースされております。
–Updated on July 20, 2010
iBooksがバージョンアップして1.1から1.1.1になりましたが、辞書をルックアップする機能に変更はないようです。BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plistに辞書の優先順位を追加・変更する方法が使用できます。
なお、moyashi(@hitoriblog)さんが設定画面から辞書の優先順位を切り替えるDicSelectorも対応してくださっています。直接plistを編集する手間が省けて非常に便利です。
iBooks等のポップアップ辞書で使う辞書を選択可能にするDicSelector
–Updated on July 24, 2010
iBooksがバージョンアップして1.1.2になった。BKDictionaryManager_LanguageToOrder.plistに辞書の優先順位を追加・変更する方法は健在。DicSelectorも問題なく動作することを確認した。
動作環境
iPad WIFI+3G 16GB-USA iOS3.2 Spirit Jailbreak済み
iPhoneをBluetoothキーボードで操作することを可能にする”BTstack Keyboard”を試した。ちょっと気が早いが来月に迫ったiPadの国内発売に備えてApple Wireless Keyboardを購入した。iPad専用のiPad Keyboard Dockよりもスマートにワイヤレスな環境にしたいというのと、もうひとつの理由はコンパクトかつ軽量なボディなのでiPhoneの外部キーボードとして携行しやすく、ソフトウェアキーボードでは敬遠しがちな長文編集作業に重宝するはずと考えてのこと。実はこのエントリのドラフトは会社帰りに寄ったスタバでiPhone+Apple Wireless Keyboardの組み合わせで書いていたりする。
<注意喚起情報>
この作業にはiPhone/iPod touchのJailbreakを伴います。Jailbreakはメーカーやキャリアの保証対象外となる可能性やセキュリティが脆弱になるリスクも伴います。最悪、文鎮化してしまう恐れもあります。ショップに持ち込んでも修理・交換の対象外となるかもしれません。自己責任である。
インストール
Cydia Storeから”BTstack Keyboard”を検索してインストール(有料アプリUS$5.00)。同時にBTstack、Simlated Key Event、SpringBoardAccessがインストールされる。インストール後にRespring。
ペアリング
BTstack Keyboardを起動すると、Bluetooth HID Keyboardを探し始めるので、Apple Wireless Keyboardの電源をONにする。見つけたデバイスはリストに表示されるのでタップする。初回のみPINコードの入力を求められるので、Apple Wireless Keyboard側から表示されているPINコードを入力すればペアリングが完了する。
キーボードレイアウトの選択と入力テスト
キーボードレイアウトはUS配列、JIS配列の他にも他言語のプリセットが用意されている。自分はUS配列のため”English(US)”を選択した。ちなみに、JIS配列を選択してみると配列が異なるキーはやはり正しく入力できない(当たり前だが)。ここではじめて入力テストフィールドで好きな文字の入力が可能となる。
他のアプリでの使用状況と日本語入力
ノートやメールやSMSなど、文字入力が必要な場面で利用可能。ESCによるキャンセルやDeleteキーでの削除、矢印キーでのカーソル移動も可能である。
ただ、ネックはやはり日本語変換。「日本語フルキーボード」がないと変換できないので、通常日本語テンキーでフリック入力している場合は、都度設定を変えるか、使用しないキーレイアウトを常駐させることになる。もっとやっかいなのは変換候補を選択・決定するにはこれまで同様にスクリーンをタップしなければならないこと。まー、理想には遠いがソフトウェアキーボードでコツコツ編集するよりは楽に作業できるようになったと感じる。
最後に
まだ日本語変換で残念な部分もあるが、実はアップルのHPを見る限りiPadではBluetooth HIDをサポートするようなので、OS3.2ではiPhone/iPod touchも正式サポートする可能性もあるのではないかと密かに期待していたりする。
確認した環境
iPhone 3GS OS3.1.2 Jailbroken by blackra1n RC3
iPod touch 3G OS3.1.2 Jailbroken by blackra1n RC3
BTstack Keyboard ver1.0-23656
Apple Wireless Keyboard (US)
参考
“iPad アクセサリ”について http://www.apple.com/jp/ipad/accessories/
“Apple Wireless Keyboard”について http://store.apple.com/jp/product/MC184J/A