地球温暖化を解決するための提言をまとめた『Our Choice(邦題:私たちの選択)』がiPhone/iPad向にAppStoreから電子書籍アプリとしてリリースされました。内容的には1年以上前に紙で出版されているものですし、英語版しかありませんでしたが、英語の勉強を兼ねて購入してみたところこれが素晴らしいのでご紹介します。
月別アーカイブ: 2011年4月
iPad 2 のおしゃれなケース 『バード電子 CARGO-A』
いよいよ日本でも発売されたiPad 2。ケースと言えば同時に発売されたSmart Coverですが、保護されるのは表面のディスプレイ液晶部分だけです。側面と裏面はむき出しなので持ち歩き時にはやや不安を覚えます。既にサードパーティから様々な保護ケースが発売されていますが、オススメしたいのがバード電子製の『iPad 2 ケース CARGO-A』です。

軽くて薄い封筒型。iPad 2 ジャストサイズです(iPadも辛うじて入りますがかなりきつ目です)。合皮を縫い合わせていますのでとても丈夫です。表面はシブいジャーマングレイで、裏地は落ち着いたアイボリー。開けるときは中央のシルバーのリボンを引き上げます。

スタンド等の多機能型のケースではありませんが、薄いカバンに忍ばせておいても丈夫で安心ですし、サッと取り出せます。何よりiPad 2になってさらに洗練されたシルエットをフルカバーで隠してしまってはもったいないですよね。Apple製品は機能を追求しただけの無機質なデバイスとは異なります。所有することの悦び、触れることの愛おしさを感じさせてくれます。だからこそケースにも気を配りたい。

iPad 2を手に入れた次はアクセサリー選びの楽しさが待っています。さぁ、お気に入りのケースを探す旅に出かけましょう。
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これであなたもニュータイプ!?「シャア専用モビルTwit」を使ってみる
ガンダム大好きなiPhoneユーザーとしては見逃せないアプリがナムコバンダイから出ましたよ。その名も「シャー専用モビルTwit」です(モビルスーツとかけてるのだと思いますが)。Twitterクライアントとしてはまだまだですが、サウンドやグラフィックス、シャア・アズナブルの名セリフでシャア専用機を操る雰囲気は味わえるかも。ということでレビューしてみます。
アフィリエイト収入を自動取得するaffiliate-info.rbの結果を定期メール送信してみる
Mac OS XのメニューバーにGoogle AdSenseとAmazonのアフィリエイト収入を表示させることができるというのでやってみました。Rubyスクリプトをcronで自動取得させたログをGeekToolで表示させます。今回、これをメニューバーに表示させるのではなく定期的にメールでレポートするようにしてみました。わたしの場合は、ものは試しと始めたアフィリエイトですから、始めたことすら忘れている程度のため常に表示させておく程のものでもありません。
メニューバーに表示させる方法はこちらに詳細に解説されています。
[sharepost url=”http://hitoriblog.com/?p=2676″]
この方法で取得したログ affiliate-info.txt をcronで定期的にメールするだけです。メール受信をiPhoneにプッシュ通知するように設定していれば次のように表示することもできます。
まず、ターミナルから次のコマンドでテストしてみます。ディレクトリのuser_name、メール宛先のhogehoge@hage.comは利用環境によって異なります。”Affiliate Program Status”は送信メールのSubjectになりますので適宜変更ください。
cat /Users/user_name/affiliate-info.txt >&1 | mail -s “Affiliate Program Status” hogehoge@hage.com
メールの送受信ができたら、次はこのコマンドをcronに登録します。
$ crontab -e
ひとりぶろぐさんのページで解説されている方法でRubyスクリプトの実行が既に書かれていますので、その下に追記・登録します。
*/30 * * * * /usr/bin/ruby /Users/user_name/bin/affiliate-info.rb 2>/dev/null
00 13 * * * cat /Users/user_name/affiliate-info.txt >&1 | mail -s “Affiliate Program Status” hogehoge@hage.com
crontabって自分で調べてみて本当に便利でと思いました。上記は毎日13:00にメール送信する例ですが、細かく様々なパターンを登録できます。今回、確認のために1日1回の指定をしましたが、わたしの場合は月1回で十分かもしれません。
iPhoneでメール受信時にプッシュ通知するように設定しておけば、メールを開かずに本文も確認できます。使用しているのはPushMailとProwlです。
PushMailはプロバイダ側の転送機能を使用してPushMail用アカウント(利用時に登録)に転送し、その内容をiPhoneにプッシュします(一番上のスクショ)。プロバイダのメール転送機能を使うのでプッシュは安定していて早いです。2年くらい使ってますが、通知漏れや遅延は記憶にありません。ただアプリの開発元にメールを転送しますので、情報漏洩等に不安を覚える方にはおすすめできません。
AppStore – PushMail (Simon Patarin \600 ★★★ 13 件の評価 iOS3.0以降 9.1 MB) – 2011年4月24日時点
週アスPlus – Gmailをプッシュ通知可能なiPhoneアプリに惚れた!
iPhone・iPad Blog – 受信したメールをPush通知してくれるアプリ”PushMail”
Prowlを使うと母艦のGrowl通知をiPhone側で受け取ることができます(メール受信に限りません)。Mac OS XにGrowlMailプラグインをインストールしていれば標準メーラーの受信をMac OS Xのデスクトップ上にGrowl通知し、それをiPhone側で受け取ることができるようになります。
冒頭のとおりアフィリエイトは少額過ぎて興味の対象ではありませんでしたが、Mac OS Xのメニューバーに表示させるという作業からいろいろと勉強することができました。Rubyスクリプトを少し変えてaffiliate-info.txtをDropboxに保存するとか、Rubyスクリプトの中だけでメール送信するとかも試してみたり。ただ便利にするだけでなく、興味の対象を広げてくださる @hitoriblog さんには感謝、感謝です。
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Mac OS XのTFMYurekuruPatcherにて受け取った地震速報をiPhoneにプッシュさせる方法
地震発生の速報を通知するiPhoneアプリの「ゆれくるコール for iPhone」は予測地点と通知震度を登録すると揺れの到達時間と震度をプッシュ通知してくれる便利なアプリです。この「ゆれくる」をもっと早く通知させる方法があります。Twitterの @yurekuru アカウントのツイートを利用する方法です。これを可能にするのが @hitoriblog さん作のTFMYurekuruPatcherです。
Mac OS Xでも地震速報「ゆれくるコール」の通知を受けたいと思ったからTFMYurekuruPatcher | ひとりぶろぐ
Twitter for MacからTFMYurekuruPatcherでGrowlで通知すると、ゆれくるのツイートを次のようにポップアップして知らせてくれます。
このGrowl通知をProwlというiPhoneアプリ(350円)を使ってiPhoneにプッシュします。設定方法は「Prowlを使ってMac上のGrowlをiPhoneへ通知♪ – Prowl 1.0 – 普通のサラリーマンのiPhone日記」を参考にしてみてください。Mac上のGrowl通知をiPhoneで受け取ることができますので非常に便利なアプリです。受け取ったGrowl通知もプッシュ通知で表示されるだけではなく、簡易ビューアーで確認できますし、指定したアプリにリダイレクトすることも可能でとても便利です。

実際に使ってみた感想ですが、ゆれくるコール for iPhoneよりも正確で早いです。ただし、ゆれくるアプリと異なり、到達予想時間や予測地点の震度を予測する機能はありません。また、ゆれくるアプリが到達時間と予想震度をプッシュ通知で表示してくれるのに対して、Prowl経由だと震源地は確認できますが、マグニチュードや震度は字数の関係で表示されないのでアプリを開く必要があります。
あとは地震が発生すると第一報から確定報まで5ツイート程度あり、震度に関係なくツイートされますので余震が頻繁にあると自分のタイムラインが埋まってしまいます。
TFMYurekuruPatcherは設定震度以上のツイートに絞ってGrowl通知を出しますが @yurekuru をフォローしている以上はツイートは自分のタイムラインに全て表示されますので専用のアカウントを作っておくと自分のタイムラインをゆれくるツイートで埋めずにすみます。

この方法は、Twitterを利用しますので、Twitterのサーバーがダウンしている間は利用できません。早くて正確な一方、欠点もあるので、完全に「ゆれくるコール for iPhone」を代替するものではありませんが、いざというときのためにこうした緊急通知を複数チャネル持っておくに越したことないと思います。
参考までにTFMYurekuruPatcherやProwlを使わずにBoxcarを使った方法もありますので紹介します。Boxcarはタイムラインのツイートをプッシュ通知することができますので、@yurekuru フォローの専用アカウントを作っておき、タイムラインのツイート(地震速報)をプッシュさせます。ただし、きまぐれまBoxcarですから地震速報を通知させるにはあまり向いていないように思います。また、表示可能な字数もProwlよりも少ないようです。
ゆれくるコール for iPhoneの通知音を差し替える方法
iPhoneに緊急地震速報を通知するアプリ “ゆれくるコール for iPhone” は東日本大震災以降欠かせないアプリのひとつではないでしょうか。地震発生時に登録しておく予測地点と通知震度により予測値点到達までの時間と震度をiPhoneにプッシュ通知してくれるのでごく短い時間ですが地震に備えることができます。
[UPDATE1]iFileの日本語キーボードに関する不具合
JailBreakしたiDeviceに欠かせないツールのひとつがiFileではないでしょうか。まもなくDropboxとの連携も可能になるというニュースが流れていました(Dropbox Integration Coming To iFile [Jailbreak])しさらに便利になる予感。こんな便利なiFileですが、キーボードにちょっとした不具合(と呼ぶべきかやむを得ない仕様)があります。
- キーボードのクリック音が強制的にオンになる
- 日本語キーボードに切り替えるとiFile終了時にキーボード設定が初期化される
この2点について解消できないか試行錯誤。原因はiFileがmobileユーザではなくsuper user(root)権限で動作していることにあると思われます(WinterBoardのテーマがiFile上では適用されないのも同じ原因と思います)。今のところキーボードのクリック音は消すことができましたが、終了時の初期化問題はいまだに解決の糸口すら… というかお手上げです。
キーボードのクリック音を消す
設定>サウンド>キーボードのクリック、をオフにしていてもiFile操作中にクリック音が強制的にオンになってしまいます。これを解消するのは簡単です。/var/mobile/Library/Preferences/com.apple.preferences.sounds.plist のシンボリックリンクを /var/root/Library/Preferences/ に設定し、コピーし、アプリを一度閉じます。再度、開けばクリック音は消えています。

このplistをiFileのプロパティリストビューアーで開いたところです。

iFile終了時にキーボード設定が初期化される問題
設定>一般>キーボードで「自動大文字入力」「自動修正」「スペルチェック」「Caps Lockの使用」「ピリオドの簡易入力」をオフにしていても、iFileで日本語キーボードを表示して切替ボタンを使うと、iFileを閉じた後にキーボード設定が初期化され、全てオンの状態になります。

日本語キーボードを切替えてiFileを閉じた後

上記のクリック音と同じようにmobileユーザーの設定ファイルcom.apple.Preferences.plistをrootユーザーのディレクトリに置いてみましたが効果なし。症状は「初期化」されてしまうわけですから初期化状態が定義されているKeyboardSettings.bundleの大元のKeyboardAutocapitalization、KeyboardAutocorrection等をオフにしてみてもダメ。確かに、設定>一般>キーボードの設定項目は見た目はオフにすることができるのですが、「オフ」の状態が有効化されておらず自動大文字入力や自動修正が働いてしまいます。ここで挫折です。
根本的な解決ではありませんが、自動修正をマニュアルで修正するように変更するtweakがCydiaからリリースされています。ManualCorrectがそれですが、自動修正せずに自分で修正候補を選択するようにするものですから自動修正を完全にオフにするものではありません。また自動修正をオンにしようと思ってもできません。ManualCorrect Pro(US$0.99)ならSBSettingsのトグルでオン/オフを切り替えることができます。
日本語キーボードならテンキーでもローマ字でも同じ症状がでます。英語キーボードだけなら問題は起きませんが….. iFileのバグなのか、root権限で動作することによるやむを得ない事象なのか。シングルバイト文字は不具合はなさそうですからこの問題は将来的に修正されない気がします。とはいえ、通常、自動修正をオフで使ってるユーザーにとっては地味に不便なのでなんとかならないかなぁと期待は捨てきれずにいます。
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[UPDATE1]iPhone4/iOS4.3.Xにドコモのキャリアロゴを表示する方法【iPhone JB】
iPhone4/iOS4.3.1にて日本通信(ドコモ含む)SIMカードを入れた場合のキャリアロゴ変更の方法について確認できました。確認したのはSIMロックフリーの香港版iPhone4です。SIMロックされた国内版iPhone4では未確認ですが、Ultrasn0wなどのツールでアンロックすれば可能かもしれません。
注意喚起情報
JailBreakされたiDeviceはメーカー保証対象外となるため動作不良や故障に陥ってもサポートを受けることができません。万一の際には保証期間内であっても有償となります。また、JailBreakはアップル社のセキュアな環境を無効化するため、外部からの侵入によってウィルスに感染し動作が不安定になったり、個人情報等が流出してしまう可能性(危険)を伴うものです。これらのリスクを理解出来ない、または自ら当該リスクに対処することができない場合はJailBreakしないようにしてください。
JailBreakとその危険性については詳細に説明されているサイトがありますので是非確認してください。
をぢの日記【iPhone_JB】Jailbreakによるリスクと問題について
参考エントリ
- iPhone4/iOS4.2.1にドコモのキャリアロゴを表示する方法【iPhone JB】
- iPhone4/iOS4.1にドコモのキャリアロゴを表示する方法
- iPhone/iOS4.0.1にドコモのキャリアロゴを表示する方法
- ドコモの鍵をこじ開けるには?
Cydiaにレポジトリ”cydia.iphonemod.com.br”を追加し、”Wortel’s CommCenter Patch 4.3.1-1″をインストールします。署名なしのipccやcarrier bundlesを認識することが可能になります。
なお、iOS4.3.1以上の場合は、”CommCenter Patch for 4.1.X (1,2 and 3) 4.3.X-4”を適用するとiOS4.3.3でも以下の方法でキャリアロゴが変更可能であることを確認しています。

次に、iFileでcarrier.plistを編集します。編集の前に必ずバックアップをとっておきます。画像ロゴもこのディレクトリに格納します。
/System/Library/Carrier Bundles/iPhone/Unkown.bundle/
Default_CARRIER_NTTdocomo@2x.png
FSO_CARRIER_NTTdocomo@2x.png
carrier.plistをiFileのプロパティリストビュアーで開き、StatusBarImagesの中に以下のように追加します。

完了ボタンをタップして保存します。リブートするとキャリアロゴが適用されているはずです。

上記の方法が面倒な場合はCydiaからリリースされているmaruo98氏のNTTdocomo Carrier bundle 1.21.1-1を使うと良いでしょう。Retina対応のロゴ画像も同梱されています。検索しても見つからない場合はレポジトリ”http://peaboo.net/apt/”を追加します。カスタマイズした画像を使いたい場合は、/System/Library/Carrier Bundles/iPhone/docomo_jp.bundle/にある画像を差し替えてください。
NTTdocomo Carrier bundleをインストールすると、APN設定が”mopera.net”に変更されてしまいますので必要に応じて正しいAPN情報を入力してください。ドコモSIMはAPN情報を正しく設定しないと高額のパケット通信料金が請求される場合がありますので十分注意してください。
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続きを読む [UPDATE1]iPhone4/iOS4.3.Xにドコモのキャリアロゴを表示する方法【iPhone JB】
iPad1 US版/iOS4.3.1のキャリアロゴを変更する方法【JB必須】
iPad1 US版のiOS4.3.1がJailBreakが可能となりました。日本通信SIM(ドコモも含む)を使った時のキャリアロゴを変更してみました。iPhone4ではCommCenterにパッチを当てないとダメでしたが、iPad1はパッチなしに変更することができました。最近気に入っているiFileのプロパティリストエディタ機能を使った方法をご紹介します。
なお、ソフトバンクが販売するiPad1は国内版SIMロックが掛かっていますのでこのエントリは参考になりません。また今回ご紹介するのはJailBreakが前提となる他、キャリアバンドルの設定ファイルを編集しますので、メーカーおよびキャリアの保証対象外となります。全て自己責任で行ってください。
iOSには日本通信(ドコモ)SIMカードのキャリアバンドルが用意されていません。carrier.plistはunknown.bundleに用意されていますが、ロゴ画像はありませんので自分で用意します。たとえば、ファイル名を次のようにして、/System/Library/Carrier Bundles/iPad/Unkown.bundle/ に格納します。
Default_CARRIER_NTTdocomo.png
FSO_CARRIER_NTTdocomo.png
あとは、上記のディレクトリにある carrier.plist をiFileで開き(バックアップ必須)、StatusBarImageの設定を追加します。以下、その手順です。

真ん中あたりにある StatusBarImages をタップします。ここに各キャリアのステータスバーに表示するロゴ、テキストが設定されています。ここに日本通信(ドコモ)SIMカードをさした時の情報を追加編集してやります。

右下の「+」をタップし、項目追加のタイプをDictionaryに変更して作成ボタンで追加します。一番下の63に追加されます。

追加されていることを確認したら、63のDictionaryを開きます。ここに必要な設定項目を追加編集していきます。

右下の「+」をタップし項目を追加していきます。”AllowPrefixMatching”を入力し、タイプをBooleanに変更して追加します。

次に、右下の「+」をタップし、”CarrierName”を入力して作成。もう一度CarrierNameを開き、”NTT DOCOMO”と入力して左上の「Dictionary」をタップして戻ります。

同じように項目と値を入力していきます。以下の追加項目のタイプは全て”String”です。

右上の「完了」ボタンをタップして作業を終えます。Respringするとキャリアロゴが反映されます。

リブートしてみてもキャリアロゴやAPN設定も維持されていますので、CommCenterのパッチは不要だと思っています。もし不具合が出る場合は、バックアップしたcarrier.plistに戻してリブートし、APNを設定し直せば元に戻るはずです。
参考エントリ:iPad WIFI+3G US版にdocomoのキャリアロゴ画像を表示する
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[UPDATE1]iFileを使ってiPhoneのマルチタッチ・ジェスチャー機能を有効化する【JB必須】
iOS4.3でiPadに実装される予定だったマルチタッチ・ジェスチャー機能。GM版まではあったもののリリース版では見送られていました。iPadの大きなスクリーンだからこそ威力を発揮する機能ですが、はたしてiPhoneのスクリーンで4本指または5本指でジェスチャーするというのはどうでしょうか?やや無理があるような気はしますが、iOS4.3がJailBreak可能となったことでiPhoneでも有効化できるようになりました。今回は母艦なしにiFileのプロパティリストビュア機能で作業してみましたのでご紹介します。
詳しい設定方法はこちらで確認してください。いつもTwitterでお世話になっている@xxSANTAxxさんが詳細にまとめられています。
Tools 4 Hack – [iOS] iPhone マルチタッチジェスチャ & ミュートスイッチ機能変更を有効にする方法

普通はplistを母艦で編集し、iPhoneに書き戻します。最近はplistがバイナリーベースのため専用のエディタで作業が必要な場合がありますし、また権限設定の変更を忘れないように留意するなど割と面倒な作業になります。もしiFileだけで作業出来れば、このような手間が省けると思ってチャレンジしました。iFileのプロパティリストエディタでplistを編集したのは初めてでしたが、思ったより簡単でした。
マルチタッチ・ジェスチャー機能を有効化する
iFileでN90AP.plist(/System/Library/CoreServices/SpringBoard.app/)を開きます。作業の前にバックアップをとっておいてください。capabilitiesに進み、右下の「+」ボタンをタップしてitemを追加します。項目名は”multitasking-gestures”でタイプはBooleanとして作成しオンに設定し完了ボタンをタップします。

つぎに、com.apple.springboard.plist(/private/var/mobile/Library/Preferences/)を開き(作業の前にバックアップをとっておいてください)、右下の「+」ボタンをタップして”SBUseSystemGestures”というitemを追加します。タイプはBooleanとして作成し、オンに設定して完了ボタンをタップします。

最後に、General.plist(/Appications/Preferences.app/)の編集をします(作業の前にバックアップをとっておいてください)。開いてitemsに進みます。すると0〜29まで並んでいますので該当する番号をタップして目当ての項目を削除します。

まず19をタップします。idがMultitasking_Gesture_Groupという項目がありますので、これを左下の編集ボタンをタップして削除します。

同様に20をタップし、idがMultitasking_Gesture_Switchの項目を削除します。

これで作業は完了です。Respringして設定.app>一般を確認してみてください。マルチタスク用ジェスチャーという項目が追加されているはずです。これをオンにすると、タッチスクリーン上のジェスチャーで次のように動作します。
5本指でピンチイン・・・アプリを閉じてホーム画面に移動
4本指で上にスワイプ・・・AppSwitcherを出します
4本指で左右にスワイプ・・・アプリを切り替えます。右に行くほど古いアプリです。
本体の右横にあるスイッチ機能を有効化する
iPadの本体横の音量ボリューム調整スイッチの上部にあるスイッチと同様に、そのスイッチをローテーションロックにするか、ミュートに割り当てるかをユーザが設定・変更できるようになります。
iFileでGeneral.plist(/Applications/Preferences.app/)を開き、itemsに進みます。0〜29まで並んでいますので、16をタップし、idがRotation_Switch_Action_Groupであることを確認します。編集をタップし、”requiredCapabilities”を削除し、完了ボタンをタップします。

一旦、itemsに戻り、今度は17をタップし、idがLock_Rotation_Buttonであることを確認します。編集をタップして”requreidCapabilities”を削除し、完了ボタンをタップします。

また、itemsに戻り、今度は18をタップし、idがMute_Buttonであることを確認します。編集をタップして”requiredCapabilities”を削除し、完了ボタンをタップします。

これで作業は完了です。Respringして設定.app>一般を確認しますと、本体横のスイッチ機能という項目に「画面の向きをロック」「消音」が表示されているはずです。iPhoneは消音スイッチとしてしか使えませんが、これを「画面の向きをロック」に設定することが可能になります。ただ、ローテーションロックのスイッチに設定した場合、ホームボタンのダブルタップでAppSwitcherを表示させて右にスワイプすると真っ黒のアイコンが・・・音声オン・オフは機能しますが対応するアイコンが表示されません。そのうちCydiaからパッチがリリースされるのかも。

2010年5月7日にiOS4.3.3のuntethered Jailbreakツールの一つであるredsn0w 0.9.6 rc15がリリースされ、iPhone4であればマルチタスク用ジェスチャー機能を有効化できるようになっていました。”Enable multitask gestures”を選択します。なお本体のサイドスイッチは対応していません。
