3月16日にiOS版アップデートで日本語辞書対応が追加されたKindleですが、今度はAndroid版にも同様のアップデートがリリースされました。@kengdoor さんのツイートで「えっ!」と思ってストアを確認したところ「最新情報」を見る限り日本語辞書対応は確認されませんでしたが、アップデート後に表示される「最新情報」にはしっかりと「定義の検索で複数の辞書言語を選択する」(翻訳が微妙ですが)と表示されていました。
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Kindle for Android 3.5.0で追加された日本語辞書機能
まず、メニュー言語が日本語化していました。
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適当なデータを開いて単語を選択して「ダウンロード」をタップします。
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ダウンロードが完了すると、キターーー!英和辞書のルックアップ検索結果が表示されます。
全文表示にすると該当する単語も含めてその後の単語がすべて表示されます。まさに辞書を開いたのと同じで、そこからペラペラめくる感覚で左右にフリックしてページ移動することも可能です。
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Android版では熟語を引くことはできませんでした。Kindle for iOSでは英英辞書でなら熟語が引けました。
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日本語辞書(国語辞書)も英和辞書同様に適当な日本語データを開いて単語を選択してダウンロードします。ダウンロードが完了すると定義が表示されます。
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全文表示にしますと英和辞書同様に詳細な定義が表示されるとともに該当単語の以降の定義が表示されます。
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残念ながら、全文表示させた単語を選択しても、そこからさらに定義を表示することは出来ませんでした(Kindle for iOSでは可)。
サポートする辞書
サポートされている辞書は、オランダ語、英語(UK)、英語(US)、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、日本語(日英)、日本語(いわゆる国語辞典)です(Kindle for iOSと同様)。
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今回追加されたSend-to-Kindle機能とは
追加された機能がもう一つ。iOS版は既にサポートされていましたが、Android版にもSend-to-Kindle e-mailが追加されました。これもKindleの魅力の一つで、各デバイスにはKindleアカウントが割り当てられており、そこにメールを送信すると自動的にKindleフォーマット(AZW形式)に変換して当該デバイスに送信することができます。また、同時に自分のKindleアカウントのクラウド(Personal Document Service)上にも格納されます。
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さらに、これまでは、Android版からアクセスできるアーカイブはKindle Storeで購入した書籍に限定されていましたが、自分のKindle Libraryに格納してある全てのデータにアクセスして端末にダウンロードすることが可能になりました。ちなみにその逆も可能でWeb上の”Manage Your Kindle”メニューから指定したAndroidデバイスへ配信することもできます。
iOS版にないAndroid版ならではの機能
おそらく大きく3つほどあって、ひとつはページレイアウト表示の多様性です。Android版は余白と行間が調節できます。
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そして、検索においていま流行の「スピーチ検索機能」があります。検索時にマイクアイコンをタップして話し掛ければキーボードを使うことなく検索が可能です。iOS版は音声入力が可能なiPhone4S、New iPadに限定されています。
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最後に、最大の相違点はアプリ内からKindle Storeで書籍・新聞等の購入が可能でなことです。この点はiOS版を審査するAppleのアプリ内課金のスタンスに変更がない限りiOS版には絶対無理な機能です。
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黒船襲来はいつになるのか
徐々に日本市場への参入に向けての足音が大きくなってきたような気がいたします。あとはKindle Touchのソフトウェアで日本語対応のアップデートがあればほぼ準備は整ったと言えそうですが、さてさてどうなることでしょうか。期待がますます膨らんできました。