SIMロックフリー端末で日本通信のtalking b-microSIMを使ってみた

日本通信がiPhone4専用として提供を開始したtalking b-microSIMプラチナサービス(略してプラチナSIM)をSIMロックフリーの各種モバイル通信端末で使ってみました。確認したのはiPad WIFI+3G(US版)、Nexus One(AT&T版)、HTC Desire(欧州版)、Kindle2(国際版)です。通信速度(下り)の観点でまとめてみました。

b-microSIM + Nexus Oneの結果は平均13kbps
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iPad WIFI+3G(US版)

  • ベンチ系アプリSpeedtestX HDではiPhone4と同程度の速度が出ました。
  • SafariからBNRスピードテスト回線速度計測ページ(画像読込み版)を利用して複数回実施しましたが15kbps程度しか出ませんでした。
  • TwitterクライアントやYouTuneアプリなどはiPhone4と同程度の速度で使えました。
  • JailBreakが必要になりますがUser Agent Fakerを使用するとSafariでの速度もiPhone4並みになりました。

b-microSIM+iPadの結果は平均13kbps
01bmicrosimipad.png

User AgentをiPhoneに変更します
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平均569kbpsまで改善しました
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Nexus One(AT&T版)/HTC Desire(欧州版)

  • 標準ブラウザからBNRスピードテスト回線速度計測ページ(画像読込み版)を利用して複数回実施しましたが最高速度は15kbps程度でした。
  • アプリによってはiPhone4と同等のスピードで利用できるものもありました(例:Dropbox、Kindle、Foursquare等)が、インターネットに接続が必要なアプリのほとんど(Map、YouTubeやTwiccaなど)はデータが落ちてこない状態に近いため常用は到底無理かと思います。おそらく15kbps相当しか出ていないものと思います。
  • 標準ブラウザで”User Agent Switcher”というアプリを使用したところiPhone4と同程度の速度に改善されました。
  • またWIFIルーター(Android2.2標準アプリ)を起動して、3G回線をオフにしたiPhoneをテザリング接続してみると、iPhone側からは普通の速度でアプリが利用可能でした。

b-microSIM+HTC Desireの結果は平均8.19kbps
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Nexus OneのカスタムROMはUser Agentを選択できる
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User Agentの変更前後の速度比較

Kindle2(国際版)
電波はつかみましたがSIMロックが施されているようです。

結論

  • 「iPhone4専用」ですが、他のモバイル通信端末で使用してもパケットは流れて来ますので全く使えないということはないようです。
  • アプリによってはiPhone4と同程度の速度ですが、まったくダメななアプリもあります。
  • User Agentを変更すると改善する場合があるようです。

所感
プラチナSIMの月額6,260円(通話料金月1,050円分を含む。税込み。日本通信ホームページ2010/9/14時点)に特別な割安感はありません。アプリによっては速度が15kbpsしか出ないとなると、なおさらプラチナSIMをiPhone4以外のSIMロックフリー機をメインとして使用するために購入するのは除外されるべき選択肢だと思います。

また、日本通信が技術的にどのようにトラフィック制御を実現しているか不明ですが、User Agent情報についてiPhone以外であることを明示的に渡す場合には速度が出ていないような気がしますので、場合によってはUAを変更することで改善するかもしれません。ただし、ROM改造やJailBreakが必要となりますのでメーカー保証対象外となりますし、故障等の不具合の原因となる可能性がありますから注意が必要です。

<参考>
日本通信のホームページで申込時の注意事項には以下のとおり記載があります。

本商品は、iPhone4を当社所定の種類のアプリケーションにおいて快適にご利用いただくための商品です(ファイル交換(P2P)アプリケーション等、連続したデータ通信にはトラフィック制御を設ける場合があります)。なお、iPhone4以外の通信端末でのご利用にはトラフィック制御を設けており、満足のいくパフォーマンスでご利用いただくことはできません。

[UPDATE2]Kindleの”[free.]kindle.com”を利用してデータ配信する方法と注意点について

もともとKindle3(Kindle Keyboard)のWhispernet経由でデータ配信した際の課金に関するエントリでしたが、Kindle2(Kindle 2nd Generation)、Kindle DX、Kindle4(Kindle)、Kindle Touchの最新状態に併せて内容を修正しました。

Kindleを購入すると本体に紐付くメールアドレス”hoge@kindle.com”と”hoge@free.kindle.com”が設定されています。このアドレス宛に添付ファイル付きのメールを送信したり、定期的に自動配信するサービス等を利用して直接Kindle本体に取り込むことが可能になります。その設定方法と課金される場合の注意点、それから便利な”Personal Document Service”をご紹介します。

Kindleに設定されているアドレスを確認する

購入したKindleデバイスは既にAmazon.comのアカウントでユーザ登録がなされており、デバイス毎にメールアドレスが割り当てられます。このアドレスはKindle本体でSettingsメニュー、またはAmazon.comから”Manage Your Kindle”の”Personal Document Settings”により確認できます。

Manage Your Kindleでは登録デバイスに設定されたアドレスを一覧で確認できます
Send-to-Kindle_Device

“Actions”の”Edit”から初期設定されているアドレスを変更することができます。アドレスの編集画面がポップアップしますので、変更したいアドレスに修正して”UPDATE”ボタンをクリックするだけです。

初期設定されているアドレスを変更することが可能
Rename_send-to-kindle_address

ここに表示されているアドレスは”kindle.com”ですが、同時に”free.kindle.com”も割り当てられています。WIFIのみデバイスでは関係ありませんが、3GタイプのKindleでは”kindle.com”を利用すると米Amazonが提供する”Whispernet”の使用料が課金されることになりますので注意が必要です(後述)。

Kindleへ送信可能な送信元アドレスを登録する

Kindleへ直接送信するためには、SPMAメール対策として送信元アドレスを事前に登録しておく必要があります。自分でメール送信するほかに、Kindleへ定期配信するサードパーティ提供のサービスもありますので、そういうサービスを利用する場合にはその指定アドレスを登録します。

送信元アドレスの一覧
Approved_email_list

追加する場合は”Add a new approved e-mail address”をクリックし、登録したいアドレスを入力します。登録はアドレスの一部(ドメイン等)のみでも可能です。SPAMメール対策なのでできるだけ特定アドレスを設定した方が良さそうです。

送信元アドレスの追加画面
Add_Approved_Email

Kindleへ送信したいファイルを添付してメールする

送信元として登録したメールアカウントからKindleのアドレス宛(free.kindle.comアドレス宛を強くお勧めします)にファイルを添付してメールを送信します。Kindleデバイス、iOSデバイス(Ver2.9以降アプリが必要)へ送信できるファイルフォーマットは以下のように制限されていますので注意してください。Kindleデバイスが読み取れるファイル形式とは異なりますので混同しないように注意。

Microsoft Word (.DOC、.DOCX)
HTML (.HTML、.HTM)
RTF (.RTF)
Text (.TXT)
JPEG (.JPEG、.JPG)
Kindle Format (.MOBI、.AZW)
GIF (.GIF)
PNG (.PNG)
BMP (.BMP)
PDF (.PDF)

PDF以外はKindleへ配信される際にAZW形式に変換されますので、ブックマーク同期やメモ、ハイライトを付けることが可能です。PDFの場合、メール送信時に件名(Subject)に”Convert”とすることでAZW形式に変換して配信することが可能になります。

なお、メール送信時は添付するファイルサイズは50MB以下であること、一度に送信可能なファイル数は25以下でなければなりません。

Kindleでファイルを受信する

KindleがWIFI環境にある場合、メール送信後1〜2分程度でKindleが自動的に受信を始めます。ステータスバーに”Now Downloading”と表示され、ダウンロードが完了するとHOME画面にファイル名が表示されます。受信開始しないようであれば、Settingsメニューから”Sync & Check for Items”を実行するか、一旦電源ボタンを押してスリープモードにしてから再度電源ボタンで復帰するとよいかもしれません。

KindleがWIFI環境にない場合は、WIFI接続復帰時に自動的にダウンロードが始まります。開始されない場合は上と同じ方法でリトライしてみてください。

送信先にfree.kindle.comアドレスを使った方がよい理由

3G接続タイプのKindle2やKindle3(WIFI+3G)、Kindle Touchは、kindle.comアドレス宛にメール送信すればWIFI接続されていない状態でもファイルを受信することが可能です。ただし3G回線経由だと1MBあたりUS$0.99(米国内はUS$0.15)が課金されます。これがやっかいなのは、kindle.comアドレス宛だとWIFI接続されていても課金されてしまうことです。

kindle.com
free.kindle.com
Kindle WIFI+3G版 3G経由で配信。
WIFI接続環境でも課金あり。
送信元にメールなし。
WIFI経由で配信。
課金なし。
送信元にはメールあり。
Kindle WIFI版 WIFI経由で配信。
課金なし。
送信元にメールなし。
WIFI経由で配信。
課金なし。
送信元にはメールあり。

うっかり3GタイプのKindleデバイスの”kindle.com”宛てに送信するとWIFI環境にあっても課金されることになります。そして課金情報は以下のように”Manage Your Kindle”にある”Personal Document Service Charge”に表示されます。ご注意を。

Personal_Doc_Service_Charge

誤ってkindle.comを使って課金されないために

米Amazonがキャリアの3G回線を通じ提供するネットワークをWhispernetと言いますが、3GタイプのKindleデバイス宛に”kindle.com”アドレスを使用するとこのWhispernet経由でファイルが配信されることになり上記の通り課金されます。

誤って課金されないように”Whispernet”を無効化しておくことができます。デフォルトでは”Not enabled”になっていますのでここを自分で変更しない限りは課金されることはありません。また、Whispernetを有効化した場合でも、1回あたりの配信で課金される金額の最大値をあらかじめ設定しておくことができます。

“Manage Your Kindle”の”Personal Document Settings”にある”Whispernet Delivery Options”
Whispernet_delivery_option

Whispernet経由で配信したい場合は、Actionsの”Edit”をクリックすると次のような画面がポップアップしますので、”Enable delivery to my…”にチェック。1回あたりの配信で課金される金額の上限を設定します。”UPDATE”をクリックして完了。

Whispernet Delivery Optionsの設定変更
Option_Enable_Whispernet

公式サイト

英語で記述されていますが最新情報とその詳細は公式サイトで確認してください。

Amazon.com Help: Kindle Personal Documents Service

Amazon.com Help: Transferring, Downloading, and Sending Files to Kindle
Kindle Keyboard(Kindle3)の各種ファイルをデバイスへ配信する方法に関するヘルプ情報ですが、他の機種もほとんど同じです。

追記予定

Personal Document Serviceについては別途追記予定です。

[UPDATE2]Kindle3はやはり日本語ハックが必要なのか?

Kindle3は公式に日本語表示対応(フォント埋め込みしていないPDF形式を除く)していますので、Kindle2/DXで日本語表示のために必要とされていたJailBreak/フォントハックは不要かと思っていました。InstapaperからMOBI形式ファイルを取得してKindle2で表示させる方法(KindleとInstapaperの絶妙な組み合わせ)について、Kindle3での動作確認をしていたところ、残念ながら一部の日本語が文字化けして表示されていました(フォントハック済Kindle2では正しく表示されていることを確認しています)。

IMG_0262

Kindle2にはネイティブのフォントには日本語が組み込まれていなかったため、FontForge等で既存フォントファイルに日本語フォントを合成して自作したもので日本語を表示させていました。Kindle3には次の日本語フォントが用意されています。

  • HeiSeiMaruGoth213_E.ttf
  • HeiSeiMaruGoth213_E_Bold.ttf

Kindle3の英語フォントには日本語で用意されている”plain”と”bold”のほかに、”italic”と”bold italic”があります。今回の文字化けがたまたまMOBI形式ファイルがおかしいために生じたのか、Kindle3内部で代替フォントを適用する変換がおかしいのかわかりませんが、ある条件下では文字化けが発生してしまうようです。


instapaper-font-bake-article

解消方法は、Kindle3の英語フォントに日本語も組み込んでフォントファイルを自作する、またはfont.propertiesの設定を修正してでごまかすかでしょうか。いずれにしてもノーマルなKindle3では不可能ですから、今のFWですとroot化したKindle3が必要となります。ちょっとハードルが高そうです。一番よいのは米AmazonがFWアップデートで対応してくれることなのですが。。。

Updated on October 7, 2010-----
Instapaperから取り込むmobiファイルを表示させると一部文字化けしてしまいますが原因がわかりました。Kindle3からは日本語フォントが実装されていますが、mobiファイル側で指定するフォントに日本語が含まれないため文字化けが発生してしまいます。以下の作業はシリアル接続環境をお勧めします。USBNetworkハックでも可能ですが文鎮化した場合にリカバリーができなくなりますのでご注意ください。作業の前にfont.propertiesはバックアップをとりましょう。

フォントに関する設定ファイル
/usr/java/lib/font.properties
フォントファイルの格納場所
/usr/java/lib/fonts/

Instapaperのインデックス部分の文字化け(一番上の写真)
mobiファイル側ではSerifフォントを参照しており、Kindle側ではfont.propertiesにてCaecilia系フォントを指定していて、日本語が含まれていないため文字化けします。特にここで指定されているのはboldなので、font.propertiesにてserif.1とserif.boldをHeiSeiMaruGoth213_E_Bold.ttfに差し替えれば文字化けは解消します。

Instapaperの本文部分の文字化け(スクリーンショット画像)
同様にmobi側で日本語が含まれないフォントを指定しているために文字化けが発生するようです。インデックスとは異なり、Sans Serifフォントで使用されているHelvetica系フォントです。italic boldなので、font.propertiesのsansserif.3とsansserif.italicboldをHeiSeiMaruGoth213_E_Bold.ttfに差し替えれば文字化けが解消します。

残念ながら、現時点のKindle3には日本語フォントは平成丸ゴシックのplainとboldしかありません。従ってitalicやitalic boldを表現することができません。最低限文字化けしないようにすることは可能ですが、アルファベットも平成丸ゴシックになってしまい洋書を読むのに雰囲気が台無しになります。フォントを自作したくなってしまいますね。

Updated on October 8, 2010-----
KindleのアプリケーションはJava プラットフォームなので物理フォントと論理フォントが存在します。物理フォントは実際のフォントライブラリであり、論理フォントは Java プラットフォームで定義されているSerif、SansSerif、Monospaced、Dialog、DialogInput の 5 つのフォントファミリです。このマッピングを行っているのが”font.properties”であり、物理フォントはfontsディレクトリに格納されています。

Serif Font
Caecilia_LT_65_Medium.ttf
Caecilia_LT_75_Bold.ttf
Caecilia_LT_66_Medium_Italic.ttf
Caecilia_LT_76_Bold=Italic.ttf

SansSerif Font
Helvetica_LT_65_Medium.ttf
Helvetica_LT_75_Bold.ttf
Helvetica_LT_66_Medium_Italic.ttf
Helvetica_LT_76_Bold_Italic.ttf

Monospaced
KindleBlackboxRegular.ttf
KindleBlackboxBold.ttf
KindleBlackboxItalic.ttf
KindleBlackboxBoldItalic.ttf

Dialog
Helvetica_LT_65_Medium.ttf
Helvetica_LT_75_Bold.ttf
Helvetica_LT_66_Medium_Italic.ttf
Helvetica_LT_76_Bold_Italic.ttf

DialogInput
Helvetica_LT_65_Medium.ttf
Helvetica_LT_75_Bold.ttf
Helvetica_LT_66_Medium_Italic.ttf
Helvetica_LT_76_Bold_Italic.ttf

Kindle3の上記の物理フォントライブラリには日本語が含まれておらず、HeiSeiMaruGoth213_E.ttf、HeiSeiMaruGoth213_E_Bold.ttfが用意されております。他の言語もありますので、どのように上記のフォントに差し替えて適用しているのかわかりませんが、ロケール設定かCharsetで識別しているのかもしれません。

日本語が文字化けする原因として考えられるのはmobi等に変換されファイルの本文以外の特定箇所が多言語ファイルに差し替える対象から漏れているために発生してしまうのではないかと思います。この事象がバグなのか分かりませんが、Kindle Storeで日本語書籍の取扱いも噂されており、これが事実とすればこの事象については改善してもらわないとクオリティとしては許容できないような気がします。

続きを読む [UPDATE2]Kindle3はやはり日本語ハックが必要なのか?

iPod nano 第6世代を買ってきた

先日発表された新型iPod nanoが本日発売されたというので買ってしまいました。本日は見るだけのつもりで店頭へ向かいました。16GBは予約分だけで売り切れていました。買うつもりはなかったのですが実機には目もくれず、店員さんへ「青ありますか?」(心の声:何聞いてんだよ!)、店員さん「まだありますね」、わたし「それください」(心の声:あほか!)ということで入店してから会計を済ませて外に出るまで5分というスピードで購入してしまいました。触って10分程度ですがご紹介します。とにかく小さい、でも、とってもパワフル!
※後ほど誤った記述に気がついた場合は都度修正いたします。

関連エントリ:新型iPod nanoで置き時計をつくる(iClock)


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アップル・イベントは見てませんし、配信されたPodcastもまだ見ていません。twitter上の情報だけで
・小さくてシャッフルみたい
・タッチスクリーンになった
・OSがあれかもよ
・腕時計になるらしい
こんなイメージを持ち、ロクな情報収集もしていなかったのですが、口が勝手に。。。
詳細なスペックはアップル社のホームページでご確認ください。

初期設定
iTunes10がないとダメでした。まずはiTunesをアップデートするところから始まりました。

基本的な操作
ボタンはボリュームとパワーボタンだけです。タッチスクリーンで操作しますのでiPhoneなどに慣れている方はカンタンです。ただ、iPhoneやiPod touchと違ってHOMEボタンがありませんので、ホームスクリーンに戻るときはスクリーンを長押しします。また「戻る」ボタンがないのでひとつ前の画面に戻るときは、右から左にフリックします。

手元のリモコンで音量、再生、一時停止、曲送り/戻しが可能です。前代まであったロックボタンはなくなっています。操作しないときは自動でオートロックがかかりますが、手動でロックするには右上のPOWERボタンを使います。


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ホーム画面のアイコン
1画面に4つのアイコンを並べることができます。並べ方はiPhoneと同じです。アイコンを長押しすると、プルプル震えますのでなぞりながら希望の場所へ動かします。初期設定では4画面ですがアイコンを右側に動かすとさらに画面を増やせます。ただ、初期設定から増やせるメニューはボイスメモ?くらいなので今のところ画面を増やすこともなさそうです。なお、iPhoneのようにアイコンの削除はできません。

ディスプレイは非常に発色もよく見やすいですし、明るさは設定メニューから調節が可能です。また、壁紙も設定メニューから変更可能ですがiTunesから追加することはできないようで、デフォルトで用意された9種類から選ぶことになります。

気になったアプリ
時計:iWatchに期待。文字盤の色は設定メニューから白か黒を選択可能。将来的には好みの画像に変更できるようになるかも。置き時計風に使えても面白いかもしれない。今のところ時計を表示して放置するとオートロックで画面が暗くなってしまいます。


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写真:ディスプレーは小さいけど写真のビュワーとしては十分。ダブルタップで画像を拡大してみることもできるし、2本指で回転させると画像をクルクルと回転させることが可能。さらにはスライドショー。スライド間隔やトランジション効果もいくつか用意されており指定することができます。なお、スライドショー中はオートロックはかからないようになっていました。


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Podcast:これはガッカリ。音声だけで動画を見ることが出来ない。前代は動画撮影や視聴まで出来たのだが。実際はiPod nanoで動画を見ることがあるかというと微妙なので削った機能なのでしょう。

ミュージックプレーヤー:シェイクでシャッフルは残っていました。曲名リストで横に倒すとカバーフローになる機能は削られたようです。これも利用することのない機能のひとつでしたから個人的には問題ありません。


さいごに
本体が小さくなって、クリップが付いたことで、散歩や運動中の使用にアームバンド等が不要になりましたし、歩数計もありますのでよりアクティブな利用方法が可能になるような気がします。Nike+iPod Sports Kitを組み合わせることも可能のようですから運動不足の解消に一役買ってくれるかもしれません。

それから、これからいろいろな機能のアイコンが追加される可能性がありますし、大いに期待しています。

    

Kindle3 WIFI版のroot奪取で四苦ハック!?

Kindle3のシリアル接続まではできていましたが、rootのパスワードがわかりませんでした。海外サイトでroot取得の方法が紹介されていたので挑戦してみましたので、次回のための備忘録としてまとめました。詳細な手順は @ytsuboi さんの「Kindle 3のshellにroot権限でアクセスしてみた」、@ichinomoto さんの「新型 kindle3G + Wi−Fi でもrootを取得」を参考にしてください。お二人にはいろいろとサポートしていただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

01root-login.png

注意喚起情報
メーカ保証対象外となるリスクがあるほか、故障の原因となる可能性があります。

root奪取までの道のり

  1. イメージファイルをダウンロードする
  2. minicomからYMODEM転送するためのコマンドをインストールする
  3. Kindle3のシリアル接続した状態でKindle3を再起動しubootモードに入る
  4. 母艦からYMODEMでイメージファイルを転送する
  5. イメージファイルでブートする
  6. 必要なコマンドをいくつか実行
  7. パスワード設定ファイルのrootのパスワード部分を消去

カンタンなようでそもそもubootて何?YMODEMとか知らないし。。。というレベルなので結構大変な作業です。特に、4)と6)です。

MacPortsでインストールした外部プログラムをminicomからYMODEMとして呼び出すわけですが、転送が何度も失敗します。なにが原因かわかりませんがアップロードして(したつもり)、”uboot> bootm 0x84000000″としても”Bad Magic Number”とエラーが出てしまいます。うまく転送できたかどうかもわかりませんでした。

転送が失敗した例 Total Sizeが0 Bytesになっています。

02ymodem-upload-failed.png

転送には時間がかかりますので固まったと勘違いしないようにします。転送が完了したようでも何も反応しなくなる場合もありました。そういう場合はKindle3をリセットしてubootに入るところからやり直します。

転送が成功した例 Total Sizeが2212380 Bytesになっています。

03ymodem-upload-success.png

うまく転送できたら、イメージファイルでブート(”uboot>bootm 0x84000000″)します。カーソルは”boot: I def:rbt:Device Reboot Encountered:”で改行したところで止まります。中途半端かもしれませんが、コマンドプロンプトは出ていませんが、この状態から入力します。

04boot-imagefile.png

ここからは時間との勝負になります。一定時間経過するとタイムアウトしてしまうのでコピペで入力した方が楽です。わたしの場合はタイムアウトすることに気がつかず、何度かKindle3をリセットからやり直しになってしまいました。イメージファイルの転送もその都度必要になるようですから、失敗すると全ての作業が一からやり直しになります。

04command-success.png

ただし、mkdir /root だけは一度だけ実行すれば次回からは不要になるようです。実行しても既に存在しますというエラーメッセージが出てしまいます。タイムアウトになるのは正確な時間はわかりませんが、感覚的には1分未満ではないかと思いますので本当に時間がありません。そのためたった1行のコマンド入力省略でもありがたいことなのです。

あとはviエディタで/etc/shadowにあるrootのパスワードを削除します。viエディタは通常のテキストエディタではありませんから事前に使い方を確認しておくとよいでしょう。移動はカーソルキー、削除は”x”、保存して終了は”:wq”です。

これで完了ではありません。sync、exitの入力が完了するまで安心しないでください。とにかく時間がありませんので迅速かつ正確に作業していく必要があります。あとは色々とログが流れていって止まりますのでKindle3をリセットします。すると、kindle login: でユーザ名にrootを入力してEnterキーを押すと…

[UPDATE1]Kindle3の自作シリアル接続アダプタを作ってみた

Kindle3のシリアル接続は既に端子が発見されていました。rootで入る方法があるようですが、わたしにとっては非常に敷居の高いややこしい方法としてMobileReadのフォーラムで紹介されていました(シリアル接続からubootで入りメモリの0x84000000エリアにブートイメージをアップロードする方法)。その前にシリアル接続を簡単にする自作アダプタができたので作り方を備忘録的にまとめました。

注意喚起情報
メーカ保証対象外となるリスクがあるほか、故障の原因となる可能性があります。

シリアル接続アダプタの作り方
Kindle3 WIFI版を分解の巻のとおり、シリアル接続用の端子はライト付カバーの給電コネクター部分にありますので、Kindle2と違って外部から接続端子にアクセスすることができます。この場所に挿し込むアダプタを作ります。


IMG_0233

材料は次のとおりです。
・エクステンション基板ICB-072(サンハヤト、1.25mmピッチ)
・SIMカードホルダー(SIMカード取り外し後のもの)
・リード線
・両面テープ


IMG_0237

エクステンション基板は秋葉原の千石電商にて770円(税込み)で購入しました(作業した結果1.27mmピッチの方がフィットするような気がします)。接続端子4本のうちシリアル接続は3本ですから、3本分だけ切り取ります。穴の方にリード線を半田付けします(我ながら仕上げがキタナイ(涙))。

これをサポートするための台座としてSIMカードホルダーをハサミで切り抜きます。厚さが0.6mmでちょうどよく強度と加工しやすさからこれを使いました。プラ板は手元に0.5mmのものがありましたが、差し込んでも緩んでしまいバネ板にうまく当たらず接触が悪くなりましたので却下しました。

台座にエクステンション基板を接着する前にKindle3本体左下のライト付きカバーの給電コネクタの穴に出し入れしながらフィット感を確認します。同時にUSBシリアル変換モジュールに接続して、エクステンション基板がそれぞれKindle3側のTX/RX/GND端子にうまく当たって認識しているかも確認します。

問題ないようであれば両面テープで台座とエクステンション基板を接着します。接着剤を使用してもよいと思いますが、あまり厚みが出てしまうと挿し込んだ時に窮屈になってしまいますので注意してください。


IMG_0236

絶縁処理をしようとテープを一旦巻いたのですが、窮屈すぎて外してしまいました。これから自作される方はその辺も踏まえて台座の厚さや幅を考えていただいたほうが良いと思います。

Updated on October 17, 2010 —
その後、改良版を作成していますので追記いたしました。アダプタの形状を差込口の幅にあわせていましたが、Kindle側の端子とアダプタ側端子の接触を安定させるためにT字型としました。

Kindle3側のシリアル端子のピッチとアダプタ側のエクステンション基板のピッチが微妙にあわないので、ちょっと斜めに入ったりするだけで接触できなかったり、本体を持ち上げた拍子にズレてしまい接続が途切れる場合があり不安定でした。これをT字型にすることで非常に安定するようになりました。さらに、エクステンション基板の絶縁と固定・強度補強を兼ねて絶縁テープを施しています。


DSC00030

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[UPDATE3]iPhone4を日本通信のtalking b-microSIMで使ってみた

日本通信がSIMロックフリーのiPhone4向けに提供を開始した”talking b-microSIMプラチナサービス“を使ってみました。まだ休日の日曜日、平日月曜日の2日間だけですが使用した感想をまとめてみました。なお、今回はMNPではなく新規加入として申込みました。


iPhone4+bmobile

おことわり
様々な要因によりその結果は異なります。また電波の受信エリアや強度についてはわたし個人の主観に基づくものです。

アンテナ・キャリアロゴの表示
日本通信が提供する一部のSIMカードではアンテナが表示されない事象もあるようですが、talking b-microSIMは問題なく表示されます。キャリアロゴは”NTT DOCOMO”のテキスト表示です(写真はハメコミ合成です)。

SMS/MMS
SMSは相手がドコモユーザなら問題なくできます。当然ですが相手がソフトバンクの場合はできません。MMSについては日本通信の発表どおり非対応です。

FaceTime
日本通信の発表通り非対応です。

GPS
特に問題ありません。現在地の捕捉もソフトバンクと同様でした。

電波の受信エリア
総じてソフトバンクよりも改善した印象です。特に自宅の住居内では圏外にもなってしまう不安定な場所でも4〜5本立つようになりました。逆のパターンは今のところありません。

電波の受信強度
受信エリアと同様に総じてソフトバンクよりも改善された印象ですが、場所によっては日本通信の方がアンテナ本数が少ないところもありました。

データ通信の速度
AppStoreのSpeedtest.netというアプリを使って自宅住居内、朝夕の通勤電車内、山手線駅ホーム、ヨドバシAkiba店内で最低でも連続5回計測しました。下りは700kbps前後で非常に安定していますが、ごく稀に200kbps程度の時もあります。上りは100kbpsもない場合もあれば1Mbpsを超える場合もありかなりバラツキがあります。

talking b-microSIMはテザリングを除いては他のSIMと異なり帯域制限しないはずですが、アプリ毎にチューニングしているような発表があったと記憶しています。Speedtestアプリだから700kbpsなのか、700kbpsの帯域制限をしているのかはわかりません(日経の検証記事によるとSpeedtest Xというアプリで下り1.8Mbps出ているようです)が、十分な速度で繋がりやすい環境が提供されているのでソフトバンクよりも快適であると感じることができます。

参考:日経Web ドコモ回線で使える「iPhone4」 通信速度や領域試す
※測定環境はもちろんのこと通信速度測定アプリによっても測定結果に開きがあるようです。

テザリング
テザリングするためには、設定>一般>ネットワークからモバイルデータ通信ネットワークを選択し、「インターネットテザリング」項目のAPN設定が必要となります。日本通信から送られてくるキットにテザリング専用APNが記載されていますのでママ入力します。自宅住居内で計測(gooスピードテスト、Windows7 Home Premium)したところ280kbpsという結果で、日本通信の公表どおり300kbpsに制限されているようです。あまり自分の利用環境においてテザリングの需要がないのですが、常用はできないでしょうから緊急避難的な位置付けと思います。

アプリの使用感
Twitterクライアント、Mail、Safari、カレンダー、ToDo、YouTube、マップ、AppStore等など、下り700kbps程度ですが全く気になりません。むしろ、ソフトバンクで見られるような通勤電車や駅ホームなどの人が集まる場所で発生しやすいパケ詰まり(電波は受信エリア内にあるがパケットが落ちて来ない症状)がほとんどありません。最高速度は抑えられていますが、安定したスピードとつながりやすさから快適であると感じることができます。

さいごに
各種媒体や製品カタログには「下り最大7.2Mbps」の売り文句が強調されているのを見かけますが、「ベストエフォート方式であり電波の受信状況や混雑の状況により異なります」のような注釈がつきます。実測すると1〜2Mbps程度であり、最大速度には程遠い数値だったりします。そのうえデータ通信が不安定でパケ詰まりが発生する状況ではなおさら満足度は低下していくのではないでしょうか。

安定性を犠牲にしたスピード重視か、スピードを犠牲にした安定性重視か。後者に目をつけたのが日本通信だと思いますが、スピードを犠牲にしたというよりはスピードを抑えて安定性と両立させた快適な環境を追求したと言うべきでしょうか。すばらしいアイディアだと思います。

2年縛りや解約違約金が発生しませんので興味本位で新規契約として申込んでみましたが、諸々の課題はあるものの、いずれいまのメインをMNPで移行することも選択肢として検討する価値があるかもしれません。

【チラ裏】ドコモもmicro SIMを準備中なの?日本通信のtalking b-microSIMから思ったこと

日本通信がサービスを開始した”talking b-microSIMプラチナサービス“のSIMカードが届きました。優先リザーブ登録していたので一般受付開始の前の8月29日に完了、9月3日には商品発送案内メールがありました。開封してちょっと気になったことがありましたのでまとめておきます。

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開封してmicro SIMを取り出そうとすると「あれ?ドコモなの??」と思ってしまいました。日本通信はMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信)事業者としてドコモ網を使用してはいますが、ドコモではないのに”docomo”や”FOMA”の印字がしてあり違和感がありました。

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カードの裏面にはb-mobileヘルプデスクと当該SIMカードの電話番号のシールが貼ってあります。ヘルプデスクのシールの裏側にはなにやら透けて見えるものがあったのではがしてみたところドコモのインフォメーションセンターのフリーダイヤルまで印字されていました。twitterで教えていただきましたが日本通信の他のSIMカードも同じですし、Googleで検索してみたところ別のMVNO事業者も同様ですからこれがMVNOのスタイルなのかもしれません。初めてのMVNO事業者のSIMカードに戸惑ってしまいました。

02peeled.jpg

裏面の右下には「mini FOMAカード」の表記があります。おそらくドコモにおけるmicro SIMカードの呼称なのでしょう。MVNO事業者とドコモ間のSIMカード製造や供給に関する契約内容は知る由もありませんが、通常サイズならドコモは既存端末に使用しているSIMカードを供給すれば済みます。

では、micro SIMカードに関してはどうでしょうか?現時点でドコモにはmicro SIMカード対応端末がないはずですから、ドコモは新規に製造して日本通信に供給しなければなりません。しかし、ドコモがわざわざMVNO事業者のためだけに新規に製造するでしょうか?しかも、docomoやFOMAのロゴや、インフォメーションセンターの問合せ先まで印字したカードホルダーです。ちょっと考え難いですね。